以前、娘の学校の送り迎えをしていたのですが
土日の部活に送った帰りに、ある神社へ毎回お参りに行っていました。
由緒ある大きな神社で、休日の早朝などゆっくりと
境内で過ごしておりました。
大きな鳥居をくぐり、神様にお参りをすませると
お社の隣にある、大きな杉の木に囲まれた広場に行きます。
うっそうとした山の中の神社ですが、朝日がそこに差し込むと
とても清々しい空気に満ち、木々の緑が美しく輝くのです。
そこで一番大きい杉の木にお参りをしてから、
樹木の様に地面から気を吸い上げて頭上へ放つイメージで深呼吸を
何度も繰り返します。
腕を大きく回しながら、深く深く呼吸し続けていると
とても気持ちよくて、あっという間に時間が過ぎて行きます。
日が高くなっているのに気がつくと、洗濯もの干さなくちゃ、と
あわてて帰ったものです(^^;)
以前この神社の近くに住んでいたことがあって
昔空手をやっていたご縁から
その町で古武術の宗家の先生に出逢い、武術を教えて頂いておりました。
始めてまだ日が浅かったのですが、その神社で奉納演武をすることになり
私は先輩弟子と2人で柔術の演武をしました。
その日は地元の空手教室に通う子供達も沢山訪れ
奉納試合ということで、みんな元気に試合に臨んでおりました。
そのあと奉納演武。
初めてで緊張しましたが、相方の先輩弟子の方を息を合わせて。
すると、不思議なことが。
柔術の演武は、先輩弟子が受け手になってくれるので
後輩の私が技をかける役まわりなのです。
相手が男性で体も大きいので、
きちんと技をかけないと動きが止まってしまいます。
そしていくら空手をやったことがあって
技の動きを理解しているとはいえ、
古武術を始めてまだ一週間とちょっとしか経っていません。
まあ、気楽にやってきなさい。。。と先生。
でももう順番が来てしまい、先輩と演武場へ。
緊張した空気のなか、演武が始まります。
呼吸を深く吸って、礼を。
もう人呼吸吸って、静かに技を繰り出します。
最初の技がうまくかけられた!と思ったら
自分でも信じられないくらい体が軽くなり
まるで地面に足がついていないかのようになめらかに
あっという間に相手を制することができました!
そして、何かに引っ張られるように相手から離れ
終わりの礼をしたところで、はたと我に返り。。。
あれ?あっという間に終わってる(^^;)・・・という感じでした。
なんとも不思議な体験、
先生もあんまり速いからびっくりしたとおっしゃっていました。
とまあ、長くなりましたが、
このような不思議な体験をさせて頂いた場所でもあるこの神社
何度も訪れ、深呼吸をくりかえすうちに
ぱっと、脳裏に浮かんだ言葉がありました
「変わらずそこに有り、与え続ける存在であれ」
大きな杉にかこまれた広場で深呼吸しているときに、
頭に浮かんで忘れられない言葉。
杉の木からのメッセージか、神様の言葉なのか分かりませんが
今も折に触れ、心の中に浮かんでくる言葉です。
愛をもって人に、物事に接しなさいということなのだと
私は思って忘れずにいます。
たくさんの方々とご一緒に演奏する機会を頂いている今
演奏活動を通じて出逢った皆さんを
一人でも多く笑顔にしたい。
そんな和やかで幸せな時間を
ご一緒してくださる音楽仲間と共に創って行きたいです。
いつも演奏に協力して下さる皆さん
応援して下さる皆さんに感謝ですm(_ _)m
皆さんの笑顔と出逢いたいから
少しでも幸せな気持ちになっていただけるように
少しずつ、少しずつですが成長できるよう勉強して行きます。
どうぞ今後とも、お見守りください。
いつもありがとうございます。
masae