処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

20回目の夏

2008-08-11 22:10:23 | Weblog
今年は父が亡くなって20回目の夏。
娘と一緒にお盆の前のお墓参りに出掛けてきた。

父の墓参時は何故かいつも「晴れ」
晴れ男だった亡き父らしくて私はいつも天気予報など気にせず
日程を組んでしまう(笑)
いつも通り、今回も「晴れ」
しかし、快晴ではなく薄く雲がかかりお墓掃除の際は
涼しい風も吹いていてくれて…しみじみ父の配慮を思わずにはいられなかった。

あの時、たった六ヶ月の赤ちゃんだった娘も、もう20歳となり
こうして一緒にお墓参りに来てせっせとお墓掃除をしてくれるようになった。

夫の転勤に伴い荻窪から西宮へ引越し、そこで出産した私は、父にこの娘を必ず抱いてもらおうと一人祈るような心地であの頃過ごしていた。

娘が生後5ヶ月になった時、初めて父の元に戻り念願だった
孫娘との対面を果たす事が叶った。当時、3歳になっていた
長男も勿論、おじいちゃんが大好きでワクワクしながら
帰省したのだった。

「孫ってほんとに小さくて可愛いものだなぁ~…」
と、小さな孫娘をその腕に抱き留め、父は優しく言った。
その一言は私の心に温かく今も残っている。

毎年の行事だけれど、今年は20回目のお盆…。
おじいちゃんとの思い出はない娘だけれど、その時の事を
何度も、何度も、私やおばあちゃんから聞かされているので
娘なりにおじいちゃんに対して特別な想いがあるらしい。

さっぱり綺麗にしたお墓に新しいお水をお花を添えた後
お線香を手向けながらいつもより長い時間、墓前で手を合わせ祈っていた。

娘も大学3年生…。
時が過ぎる速さに今更ながら驚きつつ、普通に堅実に育って
くれた姿に、きっと父も目を細めてくれているに違いないと
…ふっ…と想いがよぎった。

墓参の後、待ち合わせをしていた母と一緒に昼食を摂り
賑やかに談笑しバロンが待つ家へと帰宅した。

帰宅して気になっていた件があり(11日に北朝鮮テロ国家指定解除される予定)ニュースをつけたら、さすがに
なんにも手をつけていない北朝鮮の姿勢に納得できない米国は
「テロ国家指定解除は延期」すると報道がありホッとした。
指定解除などとんでもない!! 誠意ある回答・姿勢を確認できぬ限り、当然の措置だと思う。
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