処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

* ならぬことはならぬものです

2007-01-07 12:06:04 | 日本文学・古典

藤原氏の「国家の品格」の中でも紹介されていた
「什の掟」をここに抜き書きしておこう。
今読んでも藤原氏が述べられていた通り「7つ、」を
除いて総て頷ける内容である。

会津藩士の子弟たちは日新館という藩校につどい、
「什の掟」という教育を受けたという。
(※什=10人組という意味で教育をうける集団のこと。
    今風にいえば学級)

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什の掟

一つ、 年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二つ、 年長者にはお辞儀をしなけれはばなりませぬ
三つ、 虚言を言うことはなりませぬ
四つ、 卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五つ、 弱い者をいぢめてはなりませぬ
六つ、 戸外で物を食べてはなりませぬ
七つ、 戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
    ならぬことはならぬものです。
    (※問答無用という意)
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ならぬことはならぬものです。

↑の結句がとても決然としている。
言い訳などが一切通らない価値観である。
弁解の余地なくこの教えに反すれば罰せられたという。
一貫しているので心地良ささえ感ずるが、いかがだろうか。







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