coLinux日記

coLinuxはフリーソフトを種として、よろずのシステムとぞなれりける。

Fedora 10 から Fedora 14 へアップグレード その2

2011-05-25 00:26:28 | インストールと設定

前回までで、カーネルも最新の 0.7.9 になりましたので、引き続き Fedora のアップグレードを続けます。

最初は、Fedora 12 から Fedora 13 にアップグレードします。ここまで追いつくと通常のFedoraのダウンロード先からもアップグレードできます。しかし、13 は間もなく通常のダウンロード先からは無くなりますので、その場合は 12 のあったところ辺りを探しましょう。

念のため今動いている Fedora 12 のイメージファイルは、Windows上でコピーしておきましょう。万が一壊れると面倒ですから。このバックアップのお気楽さも coLinux の良い点ですね。前と同様に以下では、適当に改行されています。

早速、fedora-release をアップデートしてみましょう。

# rpm -Uvh http://www.ring.gr.jp/pub/linux/fedora/linux/releases/13/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-13-1.noarch.rpm

キャッシュをクリアして、アップグレードします。

# yum clean all
# yum upgrade

上手くいったら、リブートします。

 Fedora release 13 (Goddard)
 Kernel 2.6.33.7-co-0.7.9 on an i686 (tty1)

 localhost login:

となって上手くいきました。

最後に、目標の fedora 14 にアップグレードします。もちろん事前に Fedora 13 のイメージファイルはコピーしてバックアップしておきます。

手順は、fedora13 の時と同様です。

# rpm -Uvh http://www.ring.gr.jp/pub/linux/fedora/linux/releases/14/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-14-1.noarch.rpm
# yum clean all
# yum upgrade

ところがこれは、次のようなエラーになりました。
 You could try using --skip-broken to work around the problem
** Found 1 pre-existing rpmdb problem(s), 'yum check' output follows:
kernel-2.6.30.10-105.2.23.fc11.i586 has missing requires of mkinitrd >= ('0', '6.0.61', '1')

この指示にしたがって、--skip-broken オプションを使います。エラーはカーネル周りの何らかの問題らしいので coLinux では問題なさそうだからです。

# yum clean all
# yum --skip-broken upgrade

これで何とか出来ました。リブートすると、

 Fedora release 14 (Laughlin)
 Kernel 2.6.33.7-co-0.7.9 on an i686 (tty1)

 localhost login:

となります。以上長々とアップグレードを繰り返してきましたが、目的の Fedora 14 になりました。しかし、間の悪いことに Fedora 15 が 2011/05/24 にリリースされてしまいました。しかも、

DistroWatch.com

によると、gcc は、4.6.0 で最新です。gcc は自分でコンパイルするとすごく時間がかかるので魅力的ですね。ただ、Kernel が 2.6.38.6 ですから、少し離れすぎている点が気になります。

というわけで、Fedora 15 はもう少ししてからアップグレードしてみたいと思います。

 

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coLinux 0.7.4 を coLinux 0.7.9 にアップデート

2011-05-24 00:41:41 | インストールと設定

2011年04月09日に、coLinuxの安定板である colinux 0.7.9 が公開されました。現在0.7.4 ですのでアップデートしてみます。

Kernelは、2.6.33.7をベースにしているようです。

早速、SourceForge から、 0.7.9-linux-2.6.33.7 をクリックして、coLinux-0.7.9.exe ( 7,340,051 バイト ) をダウンロードしてみます。

coLinux-0.7.9.exe を実行すると、[Cooperative Linux 0.7.9 Setup] ウィンドウが開きますので、[Next]をクリックします。

「License Agreement」 に対して、[I Agree]をクリックします。

「Choose Components」 に対して、Select components to install: で、
[Root Filesystem image Download] のレ点を外します。今使っているものを利用するためです。[Next]をクリックします。

「Choose Install Location」 に対して、Destination Folder で、現在 0.7.4 をインストールしてあるフォルダ C:\coLinux\ を指定し、[Next]をクリックします。

「WinPcap」 のはそのまま、[Next]をクリックします。

Installation Complete  Setup was completed successfully. と表示されて、インストール終了ですので、[Next]をクリックします。

[Finish]をクリックして終了です。

あっさりアップデートできました。これで、「コントロールパネル」>「プログラムと機能」においても、ちゃんと coLinux 0.7.9 に置き換わっています。ログインプロンプトは、

 Fedora release 12 (Constantine)
 Kernel 2.6.33.7-co-0.7.9 on an i686 (tty1)

 localhost login:

と変わります。

ここで、 DistroWatch.com で、ディストリビューション名を「fedora」にして、[Go]をクリックして得られる一覧表によると、fedoraのカーネル (パッケージ名linux) は、

fedora 12   2.6.31.5
fedora 13   2.6.33.3
fedora 14   2.6.35.6

となっていますから、だいたい合っていますね。

カーネルも新しくなったので、Fedoraのバージョンアップを続けましょう。

ところで、gooブログの編集画面の仕様が変わったらしく、たぶん<pre>を使うと、プレビューがすべて空白になり登録できない場合があるようです。その事情が分からずに、いくら登録しょうとしてもできないので、いままでと多少書き方が変わっている場合があります。

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Fedora 10 から Fedora 14 へアップグレード その1

2011-05-22 17:29:06 | インストールと設定

本当に久しぶりの投稿です。

現在使っている Fedora 10 から、バージョンアップしていなかったので、そろそろバージョンアップしようかと思い調べてみると、

http://sourceforge.net/projects/colinux/files/Images%202.6.x%20Fedora/

にこのような記述があります。

Note: Fedora 10, 9, 7, Core 6, and Core 5 are all end-of-life.

That means it is nolonger possible to update these.
I do not recommend using any of these images.

Regards, Bill Riemers

Source: readme.txt, updated 2011-01-26

つまりメンテナンス終了ですね。

それは困るので、Fedoraのアップグレード手順にしたがって、アップデートしてみようと考えました。coLinuxはカーネルだけが独自で、その他はすべて問題なく置き換え可能であろうとの推測からです。

実は、別の方法でいったん Fedora 13 までアップグレードしたところで、ブートできなくなったのでそれを救済しなければデータが取り出せない状況に陥りました。それで今回アップグレードを真面目に行うことにしました。バックアップは取っておいた方が良いですね。

というわけで、以下では、Fedora 10 の

Fedora-10-20090228.exe

を展開して得られるイメージファイル Fedora-10.img をそのまま使いました。このままブートすると、DHCP でネットワークも使えるようになります。

さて、Fedora 10 はあまりに古いので、現在のバージョンにするには、まず Fedora 11 にしなければいけないようです。

そこで、

Fedora 10 -> Fedora 11 に yum upgrade する

を参考にアップグレードしてみました。以下では、適当に改行していますのでご注意ください。

指示通り、rpm をアップデートして、キャッシュをクリーンにします。

# yum update rpm
# yum clean all

fedora-release は、
http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/releases/11/Fedora/i386/os/Packages/
の下の、fedora-release-11-1.noarch.rpm を使います。

# rpm -Uvh http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/
releases/11/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-11-1.noarch.rpm

上手くいったので、/etc/yum.repos.d/ を修正します。この中で、

fedora.repo             [fedora]
fedora-updates.repo    [updates]

の、2つのファイルを修正しました。mitalink? を mirrorlist? に変えれば良いようです。

念のためバックアップを取ります。バックアップは、Windowsでルートイメージファイルをコピーするだけです。バックアップを取ったら、再度coLinuxを立ち上げて、いよいよアップグレードします。

# cd /
# yum upgrade

完了したら、一度coLinuxを終了して、再度立ち上げます。consoleには、

 Fedora release 11 (Leonidas)
 Kernel 2.6.22.18-co-0.7.4 on an i686 (tty1)

 fedora login:

と表示されて上手く立ち上がりました。心配していたcoLinuxカーネルへの干渉はないようです。次に、

Linux/Fedora10からFedora14にアップグレード

を参考にして、 Fedora12 にアップグレードします。いっぺんに行かないで、ここは一つ一つアップグレードしていくことにしました。URLは、

http://ftp-srv2.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/releases/12/README

にしたがって決定します。

# rpm -Uvh http://archives.fedoraproject.org/pub/archive/fedora/linux/releases/
12/Fedora/i386/os/Packages/fedora-release-12-1.noarch.rpm

念のため、yum と rpm を更新しておきます。

# yum update yum rpm

キャッシュをクリーンにして、11から12へとアップグレードします。

# yum clean all
Loaded plugins: dellsysidplugin2
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
ERR_OUT: : Bad address
Cleaning up Everything
# yum upgrade

プラグインのエラーが出ますが、http://d.hatena.ne.jp/const/20090909/p1 の情報により無視できそうです。上手くいったら、以前と同様に coLinux を立ち上げなおします。

 Fedora release 12 (Constantine)
 Kernel 2.6.22.18-co-0.7.4 on an i686 (tty1)

 fedora login:

上手くいきました。ここで、カーネルを最新のものにアップグレードすることにします。これは、最初にやっておけば良かったですね。

次回はこの話をお届けします。

コメント (2)
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