読書と資格試験挑戦で夢をかなえるブログ

資格試験・読書で夢をかなえる人を応援するブログ

書評『モリー先生との火曜日』(ミッチ・アルボム著)

2019-11-23 08:18:00 | 書評
学生時代の職業観、生き方を捨てて、敏腕スポーツジャーナリストとして奔走する主人公が、難病ALSにかかった恩師との会話の中で、人生について愛について考え直していく、というストーリーです。米国でベストセラーになり、いくつものビジネス書でも引用、推薦されている本です。いつか読まねば、と思って、やっと読めました。

主人公が恩師モリー先生をお見舞いに行く火曜日を授業の日として、人生について学んでいきます。どんどん病気が悪化して衰弱していくモリー先生の描写はとても強いですが、愛について一点の陰りもなく信じるモリー先生の姿に、勇気づけられます。

毎日健康で生きていること、愛し愛せる人がいることを心から感謝できるようになります。翻訳もたいへんわかりやすく、すばらしいので、中高生、大学生が読むのにもお勧めです。

モリー先生の言葉で、私に気づきを与えてくれたのは、以下の5つです。

1.「君のコミュニティーに何か貢献してるかい?」

2.「他人方信頼してもらうには、こちらも相手を信頼してかからねばならないーたとえ自分が暗闇の中にいようと。倒れるときでも」

3.「問題の一つは、みなさん、ずいぶん忙しいってことだね。人生に意味を見いだせないので、年がら年じゅうそれを求めて駆けずりまわっている。」

4.「思いやりを持つこと。お互いに責任を持つこと。この教訓を学ぶだけでも、世界はずっとすてきな場所になるだろうね。」

5.「死で人生は終わる。つながりは終わらない。」


すばらしいストーリーの中で、この5つの言葉に出会えただけでも、この本を読んだ甲斐があります。自分の生き方について見直すきっかけをくれる本。おすすめです。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿