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映画評『マギーズ・プラン しあわせのあとしまつ』

2020-03-28 11:51:40 | 映画評


共感できないのに、最後まで見れた映画。どうしてはを最後まで映画を見れたのでしょうか。

基本的なストーリーに、まったく共感できない話。長い期間人を愛することができないので結婚をしないと決めていた女性が、衝動で不倫して、その人と結婚して、別れる、という話。

ストーリーは、ヒロインを中心に3人の人物の3角関係で進んでいきます。

グレタ・カーウィグ扮する 大学の職員。仕事は優秀。天然キャラ。
イーサン・ホーク扮する 大学の先生。モテモテ男。仕事もできるが、人間関係、男女関係的に、ダメ男。
ジュリアン・ムーア扮する 同じく大学の先生でイーサン扮するの妻。強い。優秀。美しい。

くっついたり離れたりの不倫の話で、まったく共感できないし、腹立ってくる話なのですが、最後まで見ることができた3つの理由は、以下の通り。

1)グレタ扮するヒロインの天然ぶり。無茶苦茶なことをして、いろんな人の人生を壊しているのに、ポジティブで人生を楽しんでいる。深刻な局面でも明るいその天然ぶりが、面白さの秘訣だと思います。

2)普通、ありえないようなストーリー。現実には、ありえないようなストーリー。めちゃくちゃなヒロインですが、「愛の無い夫婦の下で子供を育てるべきではない」という、それだけはまともな考えの下、最後にアクションをとります。

3)イーサンのダメ男ぶり、ジュリアンの鬼嫁ぶりが、すごい。
ヒロインを支える三角形のあとの二つの点を演じる、二人の演技がすばらしいです。
「このダメ男、なんとかしろ」
「こっわー。やっぱりこの人、怖いわ。」と思えるところ、それが面白かったです。

おすすめできる映画ではありませんでしたが、最後まで見れました。最後まで見れない映画も年間にいくつかあるなか、まあまあ善戦です。
しかし、この映画、誰が見るんだろう。カップルや夫婦で観ても、気まずいし、子供にも見せたくない。そんな、映画でした。

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