英語学習の厳しさと、英語力を上げるための方法を書いた本。
著者は、英検1級、TOEIC990点、通訳案内士の英語資格三冠王で、高校の英語教師の西田大さん。
音読は最低でも30回はやろう。
TOEICは年間10回受けよう。
TEDトークは、同じものを50回聞こう
いずれも、TOEIC800点くらいまでの人には、なかなか難しいです。
そもそも、西田さんの考え方は、
「質より量で努力しよう」に結集されています。
できるだけ、楽に英語力をあげたいという人には、あまりに厳しい英語学習法かもしれません。
しかし、音読30回は厳しくても、基本的な学習方法と勉強法については、効率的に学習するための参考になることがいっぱいです。
その中でも、特に参考になるのは、
リスニングは、「スクリプト」「日本語訳」「内容一致問題」がそろった教材で勉強する。
リーディングは、TOEIC公式問題集で勉強する。
生の英語を聴きたかったら、TEDトークを聴く。
です。
洋画や海外ドラマをたくさん観る、いろいろ聞くことを勧める本は多くあります。西田さんは、あくまでも日本語訳や問題が揃ったもので勉強するのが、効率的だと言っているのです。
たしかに、聞いてもわからないものを聞き流していても勉強になりません。
英語学習初心者の方には、勉強法のエッセンスを学ぶために、
英語学習上級者の人には、自分の学習に喝をいれるために、
どんなレベルの学習者に人にもおすすめの本です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます