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映画評『ビューティフル・チャンス 優しい3つの奇跡』

2020-05-05 13:54:06 | 映画評


アクションやサスペンス、スパイ物ばかりを観ているので、たまには心洗われるような作品が見たくて選んだのが、この作品。

フェードイン、フェードアウトという演劇のようなカメラワークが使われているのですが、実際の演劇のようにテンポよく話がすすみます。

自閉症の男性(主人公)
家族に恵まれない若い女性
親に恵まれない女の子

の3人を中心に、登場人物が少ない、劇のように進んでいく話です。自閉症の男性が急に病気から回復するとか、女性や女の子が幸せになるとか、現在の境遇をブレークスルーするような話ではありません。ラストに大きな事件がありますが、それも現実離れしたような大きな事件ではない。

淡々と進んでいく事件です。

しかし、この映画はがとてもよかったのは、3つの理由があるからだと思います。

1)3人がすべて、心優しい人だから
自閉症の男性、里親をまわっていた男運の無い女性、売春婦の親にいじめられる女の子。いずれも厳しい境遇にある、3人です。

厳しい境遇にあるので、腐ってもおかしくないのですが、みんな心優しい。

そして、
2)3人の交流をやさしくつづっている
この3人の交流をとてもやさしい視線でつづっています。お互い、大丈夫大丈夫と言って、いたわる3人。心が温まります。

3)映画としても一本通っている
出だしからラストまで、一本の大きなストーリーの通っている作品です。このあたりも、演劇的です。

優しい映画を観ようと思っていたら、本当にやさしい映画に出会えました。現在、Prime Videoで観れる作品。おすすめです。

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