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書評『働く人のための超速勉強法』(佐藤孝幸著)

2019-05-05 09:27:59 | 書評



自分のテーマである「資格試験」「独学」に立ち戻るために、類を読みました。「時間もお金もまったくかけずに難関資格を突破する66の革新的テクニック」という副題のある、ほとんど独学で難関資格試験を突破するノウハウを書いた本です。

著者は勉強法のベストセラー作家で、弁護士の佐藤先生。すごいのは、米国で働きながら日本の弁護士試験に2年で合格した、というところ。この先生の本を他にも読みましたが、その中で貫かれているのは、
〜仕事と勉強を切り離すのではなく、仕事を効率的に行って、勉強時間を作る。仕事の中でも勉強する。〜
、ということ。仕事をきっちりしながら、勉強でも成果を出すことを、とてもわかりやすく書いています。この本からは、資格試験の勉強方法だけでなく、仕事の効率化、仕事への取り組み方も学ぶことができます。

この本の構成は、第1章 超効率勉強法、 第2章 時間管理術、 第3章 モチベーション管理術、第4章 資格を取る理由と資格の選び方。
勉強法に偏らず、資格試験の選びかた、モチベーションの維持し方、時間の使い方が網羅されており、資格試験をこれから受ける人にとって、資格試験の勉強を始める段階から、資格試験を受けるところまでカバーした内容です。

この本を読んで、特に気づきを得たのが、「仕事と勉強の両立に悩んだら」という、両立に関する3つの大きなアドバイス。

仕事と勉強の両立のために
①仕事の手は抜かない

両立に悩んだ時こそ、仕事をきちんとやりましょう、ということを説いています。すごく共感できますね。
仕事を効率的に行う方法として、「できるだけ一度で処理する」とアドバイスしています。メールの返信はその場でする。(もう一度同じメールを開いて読み直すことを防ぐ)、ファイルの整理や精算をあげています。

②ビジネス感覚を「勉強」や「試験」で活かす
「社会人の強みは、社会常識、実務感覚があること」「知識から類推すれば、自ずと答えは出る」ことを説いています。
資格試験の勉強は、多くの場合、勉強で得た知識を仕事で活かすという、勉強→仕事の流れです。しかし、仕事の経験やスキルにより、仕事→勉強の流れを活かす、という考え方です。これが、とてもすばらしいやり方だと思います。

③試験勉強のつもりで、仕事の臨もう
企画書や報告書、セミナーは論文試験対策になると、著者は説いています。また、営業や渉外の仕事をしている人は、面接試験(口述試験)対策になるとも。この考え方は、いろんなところで応用できると思います。

英語の勉強だったら、例えば、学んだ英単語や英熟語、慣用句を仕事の英文メールで使う、英文メールを読む時間を短縮する、などの方法があると思います。

仕事には手を抜かずに、試験勉強のつもりで仕事に臨もう、という著者の勉強 ノウハウは、参考にできるところがたくさん、あります。私は今TOEICの勉強をしていますので、TOEICテストのつもりで仕事(英語関連)に臨むことをしたいと思います。

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