2013年9月28日より、「タンゴ・リブレ 君を想う」が公開されました。
上映時間は、週によって変動がございますので、ご確認の上、劇場まで足を運んでください。
この映画は今まで世間一般に認知されている「タンゴ」のイメージを覆すものだと思います。
というのも、タンゴというと、一般的にイメージされるのは、綺麗なステージの上で、七三分けでタキシードを着た男性と、胸の谷間を強調し、スリットの切れ込んだドレスで網タイツを履いたピンヒールの女性が、情熱的でセクシーなダンスをアクロバティックに踊る。。というものでしょう。人によっては「タンゴ?ああ、あのバラとか咥えて踊るやつでしょ?」と勘違いしている場合もチラホラ(笑)。
しかし、一言でタンゴと言っても、様々なスタイルがあります。
歴史と伝統を重視し、踊るというよりも歩く事のエレガントさを大切にするサロンスタイル、ステージの上でアクロバティックにタンゴを表現するショースタイルなど。
そしてこの映画で起用されているChichoのタンゴスタイルは、リードで成立するエネルギー流れと、ムーブメントの可能性を追求し、型にはまらず進化し続ける現代的なタンゴスタイル、俗にヌエボタンゴや、タンゴモデルノなどと言われております。※しかしChicho本人は「スタイル?そんなもん関係ない。タンゴはタンゴだ。」という姿勢ですが。。
とにかく、この映画をきっかけに、タンゴのイメージが、情熱的、官能的、セクシー、バラを咥える、以外に、「スタイリッシュ」や、単純に「カッコイイ」などが加わって、タンゴが20代、30代の若者にも受け入れられると、現在日本で活動しているタンゴダンサーとしては嬉しい限りです。
因みに、私共ユージン&アリサは、2004年~2008年まで4年に渡り、Chichoに師事し現代的タンゴスタイル(ヌエボ、モデルノ)を学び、現在、渋谷、横浜、恵比寿などの教室で、タンゴを教えております。
ご興味のある方は是非、ユージン&アリサ・タンゴクラブまで。