ブエノスに到着してから、ほぼ毎晩ミロンガで遊び倒しているわけですが、実はこれが一番大事な勉強になります。こちらで特に我々が重要視している事の一つに、感覚を研ぎ澄まして真剣に遊んでいるうちにリアルなタンゴを「自然に得る」ということ。踊っていると突然何かを得て、頭の上の豆電球がピカッと光る感じかな。こちらに来るとそれの連続なので楽しくてしょうがない。理屈ではなく実際に身体を動かし感覚によって学習されたものは何よりも説得力があるのです。それも「テキトー」に遊んでいては駄目。「真剣に遊ぶ」がポイントです(笑)。タンゴはやはり楽しまなきゃいかん。レッスンにしろ、ミロンガにしろ、ただ真剣にタンゴを踊っていると、いずれ「真剣」が「深刻」になり、負のスパイラルにはまりタンゴがつまらなくなってしまうという事もありえます。まあ、あえて深刻に踊るのが好きな人もいるだろうから一概には言えないけどね。あくまでも自論です。
↑ここは「Nino bien」
セントロのミロンガなんだけどとにかくすごい人です。とにかくゴッチャゴチャ!
それこそおしくら饅頭状態なので、日本では中々味わえない「ぶえのすあいれ~す!」な感じを堪能できます。しかし、何故かヨーロッパ系のでっかい白人男性は、こんな混んでいる所でも思いっきり後ろに足を引いて逆流しガスガスぶつかったり踏んだりする上に謝りもせずメンチまで切りやがる輩が多いので注意が必要です!
↑ここは「La Baldosa」
その名のとおり、床がbaldosa(タイル/板石)です。
ここはセントロからもわりと離れており、なんとなく全体的に品がいい感じの雰囲気。上手な人も多いような気がします。とにかくフロアーが広いので、エキシビジョンをするダンサーはフロアメイキングが大変だと思います。
この日は、フリオ&コリーナ。相変わらず素晴らしい。弾丸のような圧倒的な移動力、抜群な音楽性、そして安定感のあるヒーロでバターになるほどグルグル回る。
そんなフリオの顔を見る度にジョージ・クルーニーを思い出すのは俺だけ?
↑ここは「Sunderland Club」というサウナ。
いや、ミロンガ。セントロからはかなり離れており、バスで1時間弱かかる事もあります。このあたりはウルキサという地域にあたり、聞くところによると競技サロンタンゴブームで最近人気の「ウルキサ・スタイル」の発祥の地らしいです。
この日も1時間近くに及ぶエキシビジョンがあり、数組のダンサーが踊りましたが、なんとも・・・・微妙なんです。。微妙な感じなんです。。。
「ああ。。この微妙さが~・・・すんでるらんど~。。」
な感じなんです(爆)。
まあ、こんな感じで様々なところで遊びながら「ブエノスのタンゴ感」を吸収し、日本でうまく伝えられればいいなと思って日々精進しております。。m(_ _)m