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12/22 Diary 映画<永遠の門・ゴッホの見た未来>感想など

2019-12-22 11:09:55 | 映画

12/22

ゴッホについての映画は過去にいろいろな作品があって、この「永遠の門/At Eternity's Gate」という映画の存在を知った時、「もうそのテーマには飽きた」と興味が湧かなかったのだが、主演がウィレム・デフォー(プラトーンでバンザイの人)だというので「そうか、デフォーか。なら行くか」と観に行ってきたのだった。しかし見事に最初の20分ほどを爆睡してしまった。途中でよく目が覚めたものだ。

ゴッホの有名な逸話、自分の耳を切ってゴーギャンに贈ろうとするシークエンスで、左耳を包帯で覆ったデフォーのアップが映されるのだが、これがゴッホに似すぎで私は「ぷっ」と吹き出してしまった。



しかし少し調べてみるとデフォーは撮影当時62才くらいで、さすがに顔のアップはけっこうお爺さんに見える。一方ゴッホは享年37才であった。昔の人は早くに老けたので観た感じはあまり違和感ないのだが、そこを考えてしまうとなんとなく首を傾げた。弟のテオが若く、齢の差がありすぎるように見えたのも一因だろう。
とはいうものの映像は美しく、デフォーも齢以外は文句なしで、なかなかの作品でありました。この映像はスクリーンでの鑑賞がいいでしょうね。

難を言えば、映画館の音はなぜどこもあの程度なのだろうか、といつも思う。澄んだ音が聴こえない。先日「JOKER」を出来る限り良い音と映像で鑑賞しようとIMAX®で観たが、音はぜんぜんだった。あざといステレオ効果は感じたが、サウンドトラックの音が潰れていて残念だった。

最高の音響システムと音場形成を構築して、映画作品だけではなく、もう観ることの出来ないミュージシャンのフィルムコンサートなどをやったらいいのに、などと、画面を埋め尽くすフランス田舎の黄色い景色の中で次第に切羽詰まってゆくゴッホの姿を観ながら、そんな違うことを私は考えていた。

外はまた雨。なんでこんなに降る12月なのだろうか。まあいいけど。
今夜はCSで「大菩薩峠・完結編」である。前触れの無常の雨か。

おつかれさまでした。evolucio

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