20200802
ダニエル・クレイグ主演の映画「ドリームハウス」。
幸せな家族が郊外に大きな家を買い引っ越してきたが、そこは曰く付きの物件で、ダニエルはその真相を求めて動き回る。しかし意外すぎる真実に驚愕するのは視ている私なのかダニエルなのか……。まあまあ面白い。子供がなにしろ可愛い。レイチェル・ワイズとナオミ・ワッツが出演。ダニエル・クレイグは例えば007シリーズでは終始かっこいいわけだが、「ドラゴンタトゥーの女」のように情けない顔をする時があり、この作品でもそんな顔を見せるが、なかなか傑作。
勝新太郎主演の映画「悪名」シリーズがまた始まった。
田宮二郎、中村玉緒らが出演するが、過去にシリーズ全作をコンプリートした私に意見を言わせるなら、まあ最初の3作を押えておけばいいだろう。全部はさすがに飽きる。初回の中村玉緒の初々しさが際立っている。玉緒のお父さんの鴈治郎も少し出てきて、その存在感たるや、さすがに人間国宝。シリーズ中、大女優の若き日の姿も見所。
「血斗水滸伝」
つまらなそうな題名だったが、なんとなく見始めたら、あまりのオールスターキャスティングに驚いた。こんな映画は他にないだろう。なにしろ美空ひばりが出演するのだが、ほんの少ししか出番がないのだ。国定忠次(1810〜1851)の頃の舞台設定の任侠映画で、役者は撮影当時のスターばかり。それぞれの見せ場があり、最後に平手造酒(ひらてみき)が駆けつける場面には涙腺も切れそうになった。面白い。傑作。瞬きを忘れる。
「村田秀雄、三波春夫、ふたりのビッグショー」
収録当時、三波春夫58才。まさに油の乗り切った最高のコンディションで聴かせる「俵星玄蕃」の見事なことといったらない。そして村田の高音の節回しとやはり存在感は他には代え難い。まさにビッグショー。
その村田秀雄が主演する任侠シリーズを5作くらい放映し、全部観た。
当時の鶴田浩二と同格で出演するわけだから、村田の重さもわかろうというもの。村田が盆踊りを少しだけ踊るシーンがあるのだが、そのちょっとした踊りが決まっている。かっこいい。惚れた。しかしそれにしても着物姿の日本女性はいい。惚れた。
映画ではないが、先日の昭和の日に昭和の歌を聴いてみようという気になって、あれからいろいろ聴いてみたが、やはりその括りにおいて行き着くのは山口百恵で、私は歌う山口本人や長年のファンの気持ちを一切考えないで意見を言うなら、作曲都倉俊一と作詞千家和也の作品一連が彼女の良さを一番引き出していたと思う。
おつかれさまでした。E V O L U C I O
最新の画像[もっと見る]
-
2025/02/11 20時間前
-
2025/02/10 2日前
-
2025/02/09 3日前
-
2025/02/08 4日前
-
2025/02/07 5日前
-
2025/02/06 6日前
-
2025/02/05 7日前
-
2025/02/04 1週間前
-
2025/02/03 1週間前
-
2025/02/01 2週間前