昨日、流し見していたテレビのCS放送で、
ジュリア・ロバーツが悪い女王役の白雪姫の映画の次に始まったのが
「阿弥陀堂だより」という日本映画で、
といってもチャンネルを私がそこに合わせたのだが、
寺尾聡と樋口可南子が夫婦役で、なんだか田舎に移住したら癒されました、
みたいなストーリーであるらしく、
どうでもいいや、変なタイトル、などと思いながら片手間に観ていたら、
阿弥陀堂に住む老婆役で北林谷栄が出てきて、
その静かに燃え尽きるような女優魂の昇華に私は一気に引き込まれてしまって、
もう斜めではなく、真正面に最後までしっかり観てしまった。
北林谷栄というのは昔から老婆役ばかりやっている女優なのだが、
私の記憶では、1977年の映画「人間の証明」ですでに同じくらいの老婆役をこなしていたはずである。
「阿弥陀堂だより」では、生と死の境目をどうやら描こうとしていたように思えたが、
北林谷栄が見事にその境地を神々しくも演じきった。
ジュリア・ロバーツが悪い女王役の白雪姫の映画の次に始まったのが
「阿弥陀堂だより」という日本映画で、
といってもチャンネルを私がそこに合わせたのだが、
寺尾聡と樋口可南子が夫婦役で、なんだか田舎に移住したら癒されました、
みたいなストーリーであるらしく、
どうでもいいや、変なタイトル、などと思いながら片手間に観ていたら、
阿弥陀堂に住む老婆役で北林谷栄が出てきて、
その静かに燃え尽きるような女優魂の昇華に私は一気に引き込まれてしまって、
もう斜めではなく、真正面に最後までしっかり観てしまった。
北林谷栄というのは昔から老婆役ばかりやっている女優なのだが、
私の記憶では、1977年の映画「人間の証明」ですでに同じくらいの老婆役をこなしていたはずである。
「阿弥陀堂だより」では、生と死の境目をどうやら描こうとしていたように思えたが、
北林谷栄が見事にその境地を神々しくも演じきった。