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最近、驚いたというか苦笑してしまったことがあり、それは、
Kawasaki。バイクのカワサキの話である。
カワサキのバイクラインナップに長くWという車種があり、
もちろん私などが説明するまでもないほどに有名なバイクなのだが、
たとえばメグロから始まり、W1、W3、最近のW650、W800、と続いてきたが、
私の記憶では、2016年にとうとう生産終了となり、豪華版のファイナルエディションが出た。
生産終了の理由は、古い設計のエンジンなので、
排ガス規制が通らなくなってきたことが大きな要因だと言われていた。
オールドファッションの空冷2発など他メーカーにはとっくになくなっているし、
しかもあのエンジンの造形の美しさを充分に認めていた私は、
そうか、とうとうWも終りか。なんとかして買ってしまおうかな。
などと思ったりもした。
しかし今さら重量200キロ以上のバイクに乗る気もしないから、
そのまま忘れて時間が過ぎたわけだが、つい最近、イタリアのショーにて、
カワサキから2019年新型W800が、しれっと発表された。
ファイナル・エディション(最終版)とはなんだったのか。
ファイナルという言葉の意味と疑問はどこに帰結するのか。
要するに、何が「終り」なのか。
私は客でもないのにメーカーに問いたいわけだったが、面白いことに、
カワサキのファンは、そんなことにまったく拘泥せず、
「新型、出たか」などと騒いでいるのだ。
つまり、私だけがまだカワサキに対して初心だっただけのことで、
他はぜんぜん「ファイナル」などという言葉に惑わされはしなかった。
皆「ファイナル」を、よくある「閉店セール」程度にしか考えていなかったのだ。
しかしなぁ。
あの三菱だって、エヴォルーションをファイナル・エディションできちんと終えたわけだし、
普通、ファイナル(最終)なら、それで終りだと思うが、などと、くどくど考えている。
ということは、KLXもファイナルはとっくに出ているが、それも新型が出るのだろうか。