映画「蒲田行進曲」を初めて観た。
このたしか傑作と言われている作品を今まで避けていたわけではないが、
なんとなく観る機会も、どうしても観ようという気にもならず、観ることがなかったのだが、
今回ちょうど空いた時間にCS放送でやっていたので、観た。
役者と撮影所が話の中心であることくらいは知っていたし、もちろん、
主役級の3人もわかっていたし、階段落ちがクライマックスであることも、
映画の封切りから30年以上経っているので、
そんな情報はさすがに頭のどこかに紛れ込んでいた。
しかし役どころも筋もまったく知らず、今回観て、はあこんな話だったか、と、
良くもなく悪くもなく、わりと普通の、つかこうへい作品にしてはおとなし目の、
誰が観ても楽しめる感じだなと思った。
といっても、つかこうへい作品に詳しいわけでもなく、
すごく以前に、何冊かを読んだだけなのだが、
あれ、もっと棘や角がある作風じゃなかったかな、という記憶があった。
ヒロイン役の松坂慶子は好きなので、そこはよかった。
なんといってもあの人は声がいい。
だから彼女の歌がけっこう好き。といっても、よく聴くわけでもないが。
あのいつまで経っても上手そうに歌わない姿勢がよい。
松坂慶子というと「愛の水中花」という歌が(昔の人には)よく知られているが、
ああいった夜の匂いがする曲より、
もっと売れない素朴なフォークソングのような曲に彼女の声は合っている気がする。
まあこれは好みの問題なので誰にも押しつけはしないが、
例えば西島三重子の「池上線」など、もちろんこの曲は売れたが、
あんなのをさらっと歌ってくれたらよかったと思う。
このたしか傑作と言われている作品を今まで避けていたわけではないが、
なんとなく観る機会も、どうしても観ようという気にもならず、観ることがなかったのだが、
今回ちょうど空いた時間にCS放送でやっていたので、観た。
役者と撮影所が話の中心であることくらいは知っていたし、もちろん、
主役級の3人もわかっていたし、階段落ちがクライマックスであることも、
映画の封切りから30年以上経っているので、
そんな情報はさすがに頭のどこかに紛れ込んでいた。
しかし役どころも筋もまったく知らず、今回観て、はあこんな話だったか、と、
良くもなく悪くもなく、わりと普通の、つかこうへい作品にしてはおとなし目の、
誰が観ても楽しめる感じだなと思った。
といっても、つかこうへい作品に詳しいわけでもなく、
すごく以前に、何冊かを読んだだけなのだが、
あれ、もっと棘や角がある作風じゃなかったかな、という記憶があった。
ヒロイン役の松坂慶子は好きなので、そこはよかった。
なんといってもあの人は声がいい。
だから彼女の歌がけっこう好き。といっても、よく聴くわけでもないが。
あのいつまで経っても上手そうに歌わない姿勢がよい。
松坂慶子というと「愛の水中花」という歌が(昔の人には)よく知られているが、
ああいった夜の匂いがする曲より、
もっと売れない素朴なフォークソングのような曲に彼女の声は合っている気がする。
まあこれは好みの問題なので誰にも押しつけはしないが、
例えば西島三重子の「池上線」など、もちろんこの曲は売れたが、
あんなのをさらっと歌ってくれたらよかったと思う。