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夢の羅列<逃亡のガレージS> 20180721採取

2018-07-26 19:32:45 | Dreams
夢の羅列<逃亡のガレージセール> 20180721採取


夢の中で知り合いらしき数人と住宅街のような道路を歩いていると、
そのうちの一人の女が逆方向に信号待ちしていたタクシーの後ろに近づき、
トランクの上に煙草の空き箱を乗せた。

あーあ、そんなことをしたら揉めるぞ。と少し先で立ち止まって見ていたら、
やはりタクシーの運転手が降りてきて女に何か言い始めた。

女は笑いながら我々の方へ逃げてきた。

タクシーは怒りも露にUターンをして追いかけてきた。

笑いながら皆で逃げる。

その後、私は独りになり、
やはり住宅街を歩いていると、誰かの家のガレージが開いていて、
そこでガレージセール、つまり不要品の販売をやっていた。

しかも無人である。主も客も誰もいない。

きっと大方の物は売れてしまったのだろう。

暑いしな。

外からざっと眺めると、いやいや、まだ悪くないものが残っているようだ。

スーツが乱暴に下に落ちている。

こういうのは、ちゃんとハンガーで吊るさないと売れないよ。

私はハンガーを探して、赤茶の、けっこう仕立ての良いスーツを壁に吊るした。

パンツに付いたままのベルトに目がつき、それは長方形の金属製のバックルに
黄色の七宝焼きだろうか、ガラスが嵌め込まれていて、茶色の革も悪くないのだ。

ふーん。

なんか服が多いが、まだタグがついたままの物があり、
それが某有名百貨店のタグなので、この主がもしかするとそこに勤めているのかもしれないな。

だいたい見終わって、まあ欲しい物もないな。
あっても持って帰るのが面倒だな。という程度で、私はもう外に出ようとした時、
出入り口に向かって左側の壁の下の棚の陰にアクセサリーが数点、
隠れるように落ちているのを見つけた。

全部拾ってよく見ると、いやよく見なくても、
どれも手のかかった品であることは、すぐにわかった。

黒く硫化しているが、ほとんどが銀製品で、少量の金をアクセントに使っている。
十点ほどあり、総額でおそらく50万円ほどだろうか。
すべて同じ作家の作品のようで、揃いならもっと高くてもいいだろう。
なにしろこんな無人で販売するような物ではない。

黒さから見て、何かの拍子に棚の陰にまとめて落ちて、
主が気がつかず、そのままになっていたように思えた。
主が来ればすぐに教えられるのだが。

しかし来る様子もない。

しばらく考えた末、そうか、シャッターを閉めてしまえばいいのか。

もう客もいないし、問題ないだろう。

私は拾い上げたアクセサリーをテーブルにきれいに並べ、
外に出て、シャッターを閉めた。

おわり。
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