前回投稿分>プラスチックは天使か悪魔か 序章
今回は序章の最後に記した環境ホルモンと呼ばれる例をあげてみる。
ある程度年齢を重ねた人なら記憶の片隅にあると思うが、代表的と言えるのは
ダイオキシン
これは発ガン性物質として主にプラスチックを燃やしたときに発生する。
超高温で燃焼すれば発生率を抑えられるが一般家庭で手に入れられる火力では無理。
プラスチック製品を燃やした場合、ほぼ間違いなくダイオキシンが発生する。
今は各地の条例で野焼きが禁止されている。
プラスチックを自宅の前で燃やそうという人は減ったと思う。
仮に遊びや悪戯でもプラスチックを燃やすという行為は全面的に止めるべきだ。
他に発ガン性物質の代表的環境ホルモンにはPCB・DDT・ディルドリンがある。
これらは以下のようなものに含まれている。
ダイオキシン≒塩素系が含まれるプラスチック・ビニール
PCB>工業製品・家電・インクの溶剤(1972年法律により生産中止)
DDT>殺虫剤などの農薬(1981年法律により生産中止)
ディルドリン>農薬・シロアリ駆除剤
次に紹介する環境ホルモンはビスフェノールとフタル酸エステル
ビスフェノールはプラスチックを硬くする。
フタル酸エステルは逆に柔らかくする。
プラスチック製品を購入するときにこれらが入っているか確認する人は少ないだろう。
使用例を上げてみるとビスフェノールは、
家具・哺乳瓶・缶詰の内部コーティング・プラスチック製フォークとスプーン・筆記用具・ポリカーボネート製品・エポキシ樹脂
フタル酸エステルは、
使い捨てペットボトル・テイクアウト用容器・収納ボックス・タッパー・衣類
他にも気をつけるべきはノニルフェノール
これは石油製品の酸化・腐食防止剤として使われるので特に女性は工場などで溶剤が使われている環境では注意が必要だ。
他にも洗剤などに入っている界面活性剤・殺虫剤・殺菌剤・抗カビ剤
ここまで見てもらうと、まぁ
『身の回りにある製品のほとんどに入っている』
と言っていい。
他にも多数あるが上記がダイオキシンについで問題視したほうが良い物質だ。
しかもこれらの物質は暖かいものに触れていればどんどん滲み出てくる。
常温でも高温よりマシと言うだけで滲み出ている。
要するに身の回りは危険に満ち溢れているのだ。
<参考>
経済産業省:
内分泌かく乱作用を有すると疑われる」と指摘された化学物質の個別物質有害性評価書について
※:内分泌かく乱物質=環境ホルモン
<追伸>
私自身、生まれつきの障害・病気持ち。
体力があり、ほどほどに健康体だったと言えた期間は20歳から35歳くらいまで。
さらに多数の持病が50歳を境に噴出していわゆる闘病生活をずっと続けている。
そんなだから幼少期から人体や健康に関する本を読みあさった。
ネット時代の今は書籍に加えて検索で情報を入手している。
多数の海外を含む工業製品メーカーに環境ホルモンについて、
多数の海外を含む食品メーカーの人工添加物について折りに触れ問い合わせをしてきた。
市販されていて比較的入手しやすい使える調味料、食べられる食品が少ない。
全て足しても40に満たないくらいで限りがあるためだ。
そんな中でまともな回答が帰ってきたのは某調味料メーカー数社だけ。
要約すると、
「お客様は難病のようですので・・・略・・・念のためご質問の商品は避けていただいたほうがよい・・・略・・・」
95%以上のメーカーは、
「社外秘に関わることですのでお答え致しかねます」
または
ガン無視。
これが経験上言える世界の現状だ。
次回からは順に
「環境ホルモンの意外な摂取経路」
「環境ホルモンが及ぼすリスク例」
「どうすればいいのか、私はこうしてる」
などについて投稿してみたいと思う。
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