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ザクロ、9月26日の誕生花・花言葉を学ぶ

2019-09-26 | 探求:誕生花・花言葉

9月26日の誕生花には、

ラバテラ・カキ・モミジアオイ・ザクロ・バラ・オオバコ・カキ・カキ:実・キクイモ・コナラ・トリカブト・ハス・バラ・バラ(紫)・ベンケイソウ・ポーチュラカ・リンドウがある。

今回はその中でザクロにスポットを当てて誕生花や花言葉について調べてみたいと思う。

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学名はPunica granatum(プニカ グラナトゥム)

プニカは「カルタゴノリンゴ」を意味する。

グラナトゥムは「粒上の」という意味。

別名は柘榴(じゃくろ)

英名はPomegranate(種の多いリンゴ)

原産は地中海沿岸・中近東・アジア

花言葉は、

「成熟した美しさ」

「優美」

「愚かしさ」

「お互いに思う」

「子孫の守護」

実の花言葉は、

「子孫の守護」

「結実」

樹木の花言葉は、

「お互いに思う」

シンボルは、

「子宝」

「子孫繁栄」

「女性の美しさ」

裏シンボルは、

「死と再生」

「愚鈍」

考察

ザクロは古くからヨーロッパにも存在しギリシャ神話にも登場する。

開花期は5月から7月で実は9月から11月に結実する。

9月26日の誕生花に名前が挙がっているのは結実の時期だからだろう。

(現代の誕生花には花だけでなく葉っぱ・樹木の他に実も取り上げられている)

ザクロはヨーロッパからアジアとユーラシア大陸全般が原産で古来から存在する植物。

色鮮やかな橙色がかった朱色の花が目を引く。

そのためか旧約聖書・仏教・ヒンドゥー教・キリスト教と多くの宗教の物語に登場する。

また薬用として古代エジプト・古代インドでも重宝されてきた歴史のある植物。

裏シンボルがあるものの誕生花として取り上げたい花。

<ギリシャ神話>

占い師から「いつか王冠を授かる」と予言された美しいニンフがいた。

ニンフは「王冠を授ける」と約束した酒と豊穣の神バッカスにそそのかされ一夜を共にする。

ところがバッカスに捨てられ失意の後に死んでしまう。

憐れんだバッカスはニンフをザクロの樹に変えた。

そしてかねて約束した通り果実に王冠を授けた。

今でも果実の先端に王冠のようなガクが残るのはこのため。

<聖書>

エデンの園にある「生命の樹」

また、恋人の美しさの例えに用いられる。

「ベールの陰のこめかみはザクロの花」

<ヒンドゥー教>

神々に捧げられるもの。

<キリスト教>

ザクロは聖なる木・花・果実で愛と希望の象徴。

聖母マリアの持ち物で絵画には受胎告知の場面で庭に描かれる。

<仏教>

鬼子母神伝説に登場する吉祥果樹。

鬼子母神は安産・子育ての守護神で手にザクロを持つ天女として描かれる。

<紅一点のなりたち>

「男性の中にいる唯一の女性」の意味。

緑いっぱいの林の中でザクロの花が一輪だけ咲いている様子を詠んだ中国の歌「万緑叢中(ばんりょくそうちゅう)紅一点」が由来。

<裏シンボル>

「死と再生」「愚鈍」のふたつはギリシャ神話に由来する。

豊穣の女神ケレスの娘ペルセポネは冥界の王プルートにさらわれた。

悲しみにくれた女神ケレス。

そのため作物は育たなくなった。

それに困った神々の王ゼウスはさらわれたペルセポネを地上に戻すことにする。

何としてもペルセポネを手放したくないプルート。

策を弄してそれまで冥界のものを口にしなかったペルセポネに冥界に実ったザクロの実を食べさせた。

(冥界のものを口にしたものは冥界を去ることができない)

それ以降ペルセポネは春から秋まで天上で、残りは下界で過ごさなければならなくなった。

一度冥界にさらわれたが天上・地上に戻ったペルセポネの話しが「死と再生」の由来。

策略にはまってザクロの実を口にした愚かしさが「愚鈍」の由来になった。

誕生花について

誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。

ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。

神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。

また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。

そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。

さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。

これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。 

花言葉について

花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。

そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。

その話しは人生を感じさせる。

それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語

そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。

また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。

そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。

そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。

「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて 

以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。

「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」

「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」

「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」

「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」

「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」

誕生花と言うからには花!

同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!

マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!

誕生日に見られない誕生花とは!

誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!

ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。

それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。

その日のために「都度勉強日々精進」

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本日 誕生日の方へ おめでとうございます。

また御覧 頂きありがとうございます。

<<<参照図書>>>

「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]

「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]

「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]

「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]

「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]

「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]

「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]

「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]

「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」

「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]

「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]

「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]

「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]

「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]

「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]

「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]



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