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写真で綴る花鳥風月:Kachofugetsu spelled out in photographs

写真散歩で撮り置きしていたタカサゴフヨウ

2021-07-23 | 花・花木

[写真は4枚]

 

7月初旬に近所で野生化して咲いていたタカサゴフヨウ。

実はつい最近まで名前が分からなかった。

花姿やシベの形でアオイ科の花であるのは分かっていた。

でも、googleの画像検索やキーワード検索ではまともにヒットせず。

酷い時にはハイビスカスでヒットした(※1)

カテゴリー「花名分からず」で投稿しようか思案していたところ。

いつも見ている「HAYASHI-NO-KO(林の子)」さんのページで知るに至った。

紹介されていたのは7月18日の記事

(「林の子」さん感謝しております)

 

※1:アオイ科でフヨウやムクゲは学名がハイビスカスなので大外れではない。

だが現代においては正確でもないので紛らわしい。

 

 

このタカサゴフヨウ(高砂芙蓉)、別名はヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)

高砂芙蓉は台湾を意味する高砂と芙蓉が合わさった名称。

(タカサゴフヨウは南アメリカ原産だが台湾から日本へ入ったのだろうか)

矢の根梵天花は「矢じり(※2)」を意味する矢の根と、

インドの花を意味する「梵天花(※3)」が合わさっている。

(葉っぱの形が矢尻=矢の根に似た芙蓉のような花の意味)

 

※2:矢尻(鏃)の事を「矢の根」と呼ぶことを初めて知った。

私は一時弓道を学んだことがあるのだが「矢の根」という表現は効いたことが無い。

調べると江戸時代の歌舞伎劇の一つの重要なシーンで矢の根という表現がされていたようだ。

それがこの花に和名(別名)をつける際用いられたのだろうか。

 

関連記事

コトバンク 矢の根

公益財団法人 全日本弓道連盟 弓道用語辞典 や行(矢尻)

 

 

※3:芙蓉は日本・中国・朝鮮半島・台湾原産でインドは調べた限り見当たらない。

蓮(蓮華)を「水芙蓉」と呼んだらしいので中国の芙蓉を指す「木芙蓉」と混同されたのだろうか。

 

 

タカサゴフヨウには他にもヒメムクゲの別名がある。

ムクゲに似た花だが私が見た花の大きさは5cmほど。

それくらいのムクゲもあるが大輪のムクゲと比べて小さい花である故の別名だろう。

草丈は1mくらいになるとの事だが私が見たものは群生していたものの50cmほど。

数日後同じ場所を訪れた時は残念ながら刈り取られていた。

周辺の様子から定期的に野草を刈り取っている雰囲気だった。

そのため長く伸びた姿が見られなかったのだろう。

 

 

花言葉を調べると、

「繊細な美しさ」

「愛らしい」

「慎重」

「繊細美」

「信念」

これらは全てムクゲやフヨウと共通する花言葉でタカサゴフヨウ独自のものではない。

(ネット上での情報で持っている書籍には載っていないかった)

 

 

異常の写真は早朝写真散歩の終盤で体力的(どちらかというと集中力的)に

限界近い中での撮影。

でもこうして名前を知ることができ気力を振り絞って撮った甲斐があった。

 

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園芸植物 育て方と花の写真 タカサゴフヨウ

四季の草花 タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)

Google検索 キーワード>「ヤノネボンテンカ 名前の由来」

 

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