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写真で綴る花鳥風月:Kachofugetsu spelled out in photographs

花の名前わからず、何故この姿を選んだのか奇妙・滑稽でも美しい花

2021-06-25 | 花名わからず

[写真は多めで18枚] 

今週2021年6月21日から24日まで早朝写真散歩で撮ってきた名前の分からなかった花を紹介。

初めて見た時は花を突き抜けて枝が伸びているのかと思った。

でも枝と思ってみた先にあったのはオシベとメシベ。

草丈は35cmぐらいのものが二株。

雑草のようにアカバナユウゲショウ・ツユクサ・ミゾソバらが咲き乱れている傍らに咲いていた。

場所は川に近い高架下の道路わき。

少し湿り気のある土が集まった場所だったがこの花は道路際のコンクリート構造物の近くに咲いていた。

それにしてもこれだけ変わった花姿の野草・雑草があるだろうか。

種が風や鳥によって運ばれたかして咲いた花ではないだろうか。

 

 

以下、自分なりの推測で蕾から花が咲いて種(?)ができるまでに当たるであろう写真を順番に並べてみる。

 

<蕾>

蕾が開き始めると早くも見え始めるのは中心のメシベと周囲のオシベ。

メシベとオシベが花びらより先に伸びようとする様子が見て取れる。

 

<開花し始め>

真っ先の伸びるのはやはりメシベとオシベ。

少し遅れて花びらが伸び始める。

開花した花の色は白、でも開き始めは桃色がかったベーシュ。

このくらいの開き具合・色合いだと花びらの複雑な花脈(かみゃく)が見える。

純白に色変わりすると花脈は分かりにくい。

後のことも考えて花脈を観察するならこのタイミングがよさそうだ。

 

<開花>

注:写真の中央にあるのは雫です。

 

<シベの様子>

これだけメシベとオシベが離れていて受粉できるのか勝手に心配してしまったが・・・。

 

<受粉>

ちゃんと受粉している。

 

<花後>

シベは萎れて垂れ下がる。

花も萎れて丸まり花柄によってガク(?)とつながっている。

 

<種?>

メシベがあったと思われるところにふくらみが見える。

この後種が実り鞘の色も変化するのだろうか。

機会が許せば引き続き観察したい。

 

 

<<葉っぱの特徴>>

葉っぱの伸び始めは茎にくっつく形で三枚葉

少し経つと葉柄が伸びて小さい葉が葉柄(茎)側に二枚増え合計五枚葉になる。

 

<<花の特徴>>

ガク(?・ホウ?)の枚数は4枚

花びらは花柄によってガク(?)とつながる。

花柄は花びら一枚ごとに一本。

花びら五枚がガクに収まり花柄によって枝とつながる桜(染井吉野)と少し趣が違っている。

 

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<<開花途中>>

開花したところもいいが個人的にはこの開花し始めの様子が美しい。

何かを求めて天に手を伸ばしている、もしくは何かを訴えかけているかのよう。

開花した花びらは白だが開きかけの時は桃色がかった薄いベージュ。

この何とも言えないパステルトーンが心をつかんで離さない。

 

おそらく原産は日本ではないだろう。

そして何故花びらとオシベとメシベが離れるという戦略を選んだのか(※1)

謎だらけのこの花はいったい何と言う花なのか。

 

※1:進化論からすればこのような姿を花が選んだわけではない筈。

突然変異で生まれた姿が生きている環境に適した要素があるためその種が残った。

または人間の手によって品種改良された。

いずれにせよ何がこの花をそうさせたのかが興味深い。

 

追伸

昔から花を撮るのが好きで関連した図鑑を幾つか持っていた。

花の種類や品種が多いこと、花言葉・誕生花に興味を持ち出したため集めに集めることになった。

さらには一時、仕事で造園土木の仕事をしたため図鑑の収集に拍車がかかった。

 

今、数えてみると花の図鑑や関連書籍はPC周りにあるだけで35冊。

他にも本棚にしまってあるものを加えると50冊近くになる。

家族にはとっくにだが我ながら呆れる。

 

でもその50冊を網羅しても、さらにネットで調べても分からない花があるというのは驚きだ。

 

【最後までご覧頂きありがとうございます】



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