樹木紹介・その11

2007年03月30日 | ミニ知識
 コメント有り難うございました。冬木立の中で常緑の樹木は目立ちます。先に紹介したツルマサキも以前から訳の分からぬ葛があるなと思っていましたが、県有林の樹木紹介をする中で、林道小田線を走行中、ちょっとマッタとなった次第です。


 今回は落葉広葉樹林の中で非常に目のつく樹木を紹介しましょう。林業関係者には特段珍しいものではありませんが。

 ヤドリギ(Viscum album L. var. lutescens Makino)はヤドリギ科、ヤドリギ属、別名ホヤ、トビヅタ。分布は北海道・本州・四国・九州および朝鮮半島・中


国。ケヤキ、エノキ、クリ、ミズナラ、サクラ類、ヤナギ類などの落葉広葉樹に寄生する常緑小低木。長さ40~80cm、二又に分枝。葉は対生、無柄、厚い革質で長さ


3~6cm。花は晩冬、雌雄異株。果実は粘りが強く、鳥が好んで食べる。とあります。


 ヤドリギは日本ではあまり顧みられないがキリスト教国ではクリスマスには必須のものであるとのこと。日本の正月に門松を必須とするのと同じこと。とあります。


 低地ではあまり見かけないようですが、県有林も林道小田線・展望台周辺まで進むとこの季節、至る所に見ることが出来ます。


 寄主はエノキ、ムクノキが最も多く、次いでクリ、サクラ、ブナ、ニレ、カシワ、ケヤキなどとなっています。

 写真はブナに寄生したヤドリギです。






   ブナに寄生したヤドリギ






   同上:近景 至る所に寄生していますよ。


  今回も覗いていただき有り難うございます。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-03-30 09:13:46
ヤドリギで思い出しました。
以前、宍道町の森林公園でヒサカキに付いたヒノキバヤドリギを見たことがあります。
県有林にもあるんでしょうかね?
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