20006しまねの木材まつり

2006年11月22日 | 授業&実習
11月21日、小雨交じりの天候の中、早朝7:20に出発し、
出雲市の株式会社 出雲木材市場を訪問させていただきました。
ちょうどこの日は、平成18年度優良国産材需要拡大流通促進大会市が開催される日とあって、多くの優良材が、土場に積まれていました。

この日は、市日ということもありお忙しい中、三好庸好社長・直良昌幸常務に
説明していただきました。


 講師の藤田木材利用グループ科長
 木材市場の 直良常務
 木材市場の 三好社長

輸入材の状況は不透明
・昔からどこでも近くにある材料で住宅を建設していた
・第1次産業は現在脚光こそ浴びていないが頑張っていれば生き甲斐を感じ良かっ たと思う時期が来る。(やめてしまえば良いこともない)
 →「継続した人づくりが重要であり、君たち若い学生さん達も頑張ってくれよ」
と暖かく忠告していただきました。

木材の価格はどんなことで決まってくるのかなどいろいろな説明を受けた後、
ちょうど、木の魂をまつるために本日21日に建立された、”木魂の塔”を参拝し
たくさんの木材の待つ土場へ移動。


  ちょうど本日建立された”木魂の塔”

記念市ということもあり、1200m3のスギ・ヒノキ・マツなどの材が所狭しと
並んでいました。


まず最初に目に飛び込んできたのは、直径80㎝・長さ10mのアカマツでした。
島根県知事賞を受賞しさぞや価格も上がるのではと想像しながら、せり開始。


  島根県知事賞のマツと出雲市長賞のマツ

2人のせり人に約80人の買い手。
威勢良く始まったものの、なかなか買い手からの声は少なく、値段が上がらない。
学生達も思ったより木材の値段が安いのに驚き。
「実習で苦労して出したスギが、たったこれくらいの値段なのか」と悲しそうな顔をする学生も。
大量の木材が集まったこともあり買い手も買い渋りがあったのか?


   せりの様子

しかしながら市が始まって、1時間後の10時30分頃からは、空も晴れ、
優良材が多くなってくると少しづつ値段も上がり始めましたが、
午後からの視察に時間もあり、市場を後にしました。

授業の中で「木材価格の低迷」とは良く聞くものの、
特にスギの安さには、いささかショックを受けていました。
これも、木材を搬出する苦労の一端が少しでもわかってきた証拠ではないかなと思っているところです。


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