皆さま〜
この時、初めて「やばい」は「最高」「素晴らしい」とポジティブな意味にも使われると知った。
今は、負の否定的な事にも感動する表現にも両方に使われてます。
ここまで読んで下さり有り難うございました🧚
若者がよく「やばい」という言葉を使いますね、
何でもかんでも「やばい」と言い、この言葉の多様な使われ方に、ちょっと戸惑う時があります。
この私でも、「やばい」は危険や不都合な状況を表す言葉だとわかります。
あっ、やばい! 遅れそうだ。
やばい! お腹が痛くなってきた。
このようにね。
ところが、10年ほど前、若い男性が目を輝かせながら、ある写真を見て「やばい! やばい!」を連発して感激してたのを見ました。
どうやら彼は「素晴らしい 」を「やばい」で表現してるようでした。
えっ〜、いつの間に「やばい」はポジティブで真逆な意味に変わったの〜?
なんか浦島太郎子状態で、世の中から置いてきぼりにされたようだった。
この時、初めて「やばい」は「最高」「素晴らしい」とポジティブな意味にも使われると知った。
そこで!
この「やばい」の歴史に触れて「やばい博士」になってやろうじゃないの! と色々調べてたら面白くて、もっと知りたくなった。
この「やばい」は昭和の若者が作り出した言葉だとばかり思ってたら、とんでもない!
江戸時代には、もう「やば」という言葉で使われてた。
この「やば」は、とても悪い言葉で、元々は盗人などの犯罪者などの仲間どうして使ってた隠語だった。
江戸時代には「やばな事をしでかす」と使われてたのです。
その悪い言葉「やば」は、いつの間にか「やばい」になり、その後もずっと生き続け、戦後のヤミ屋が横行した時代に不良少年に広まり、それから一般の若者にも広がったそう。
それが一気に浸透したのは、1956年の石原裕次郎出演の映画「太陽の季節」の中で、裕次郎さんが「やばい」を使った事がきっかけだった。
有名人の影響は絶大ですね。
今は、負の否定的な事にも感動する表現にも両方に使われてます。
という事は、「これはやばい!」と言われたら、GoodなのかNo Goodなのか判断がつかなくて困りますね。
その人の表情を見て判断するしかないか。
今の20代以下の若者の8〜9割は「とても素晴らしい」の意味で使ってるようです。
では何故、意味が逆転したのか***
若者が肯定的な意味に使うようになったのは、今から30年程前からです、
否定的な言葉を敢えて使うことで、肯定的な意味を強調するのだと。
あなたが好き → あなたが死ぬほど好き
これは綺麗だ → これは危険なほど綺麗
これでインパクトが強まりましたね、
このようにネガティブな言葉がポジティブに使われてる言葉は他にもあるかなと捜してみました。
見つけましたよ〜
「滅茶苦茶」めちゃくちゃ
本来は、全く筋道が通らないこと、どうにもならないほどに壊れたり混乱することとネガティブな意味ですが、これも見事にポジティブに変身させてます。
「めちゃくちゃ仲が良い」とか「めちゃくちゃ美味しい」なんて話してるのを聴きますよね。
どう言うこっちゃかと思いますね。
これは若者だけでなく中高年でも使ってます。
もう一つ、「こだわる」という言葉。
「執着する」というネガティブな意味も、最近は「妥協せず、とことん追求する」とポジティブに使われてます。
「こだわりの逸品」なんてオシャレな言葉を目にします。
これも、人が新しく作り出した言葉です。
🌟🌟🌟👩🌟🌟🌟
言葉も、いつの間にかアートのような創造的な表現をする時代になってきました。
人が言葉を作り変えてしまい、ちょっと寂しくも感じます。
ここまで読んで下さり有り難うございました🧚