ある日、玄関のチャイムが鳴り、テレビモニターを見ると、若いお兄ちゃんの姿が。
そしたら昨日、家の固定電話に814で始まる電話が鳴った。
「すいません、この先で工事があります。それで挨拶に来ました」と。
一応玄関を開けて対面すると、まだ二十歳にもならない17〜18歳くらいのあどけない顔をした少年が立ってた。
「車などでご迷惑かけるかもしれませんので申し訳ないです」と。
どこかの会社でも工事するだろうと、どこですか?とも聞かなかった。
それから20分くらいしたら又チャイムが鳴った。
すると、先程の少年ではないか。
玄関を開けると、「あの〜、今何気なくお宅の屋根を見たら、一番上の所がズレちゃってますがお気付きですか?」
と言ってきた。
突然そんな事を言われて、パニックになるくらい不安になってしまった。
外に出て、屋根の一番上の棟が見える所まで行き「どこ?どこ?」と言えば、「あのアンテナの横です!」
私が見ても全然わからない。
そしたら「今から屋根に登ってよく見てみましょうか」ときた。
私は家の事は、いつも決まった業者に頼んでるから、その業者に見てもらいたい。
だから返事をしないでいた。
暫くすると、別の少年もやって来て、私が脈なさそうだと思ったのか、いつの間にか姿を消してた。
私はそんな事を言われて雨漏りでもしたらと心配になり、すぐ業者に連絡して、翌日来てもらった。
昨日のことを話すと、間髪入れずに「それは屋根の修理詐欺だよ!」と言われた。
え〜‼
詐欺だったんだ!
家の見えない部分の故障を指摘して不安に陥れさせるなんて言語道断だよ!
あのお兄ちゃん、チャイムを鳴らした時点でモニターに君の顔がしっかり録画されてるわよ〜
きっと近くにリーダーが見張ってて、使い走りさせられたのね。
早く目を覚ましなさい!
後から、この手口の詐欺はよくあると知った。
このような人が来たら、絶対屋根に登らせては駄目ですよ。
必要のない工事をして数十万円請求されるそうです。
皆様も気おつけて下さい。
そしたら昨日、家の固定電話に814で始まる電話が鳴った。
わけのわからない番号はすぐに留守電にしてる。
すると、音声アナウンスで「こちらは国税局です。未納の税金があります。まずはダイヤル9をプッシュして下さい」と流れた。
9はプッシュせずにいる。
未納の税金って心当たりもないけど、ふと8年前に亡くなった母の相続税に関することかなと何だか気になって仕方ない。
で、調べたら、この国税局を名乗る詐欺まで増えてるらしい。
あややや〜、またもや詐欺か!
私みたいなお一人様の高齢者はターゲットになりやすいってことね。
いい鴨になってしまったわ。
これからは、電話も見知らぬ人の訪問も「詐欺」を念頭に置くようにしよう。
オレオレ詐欺に始まり、架空料金請求詐欺、還付金詐欺、チケット詐欺、最近のロマンス詐欺……etc 詐欺の種類は数え切れません。
今はまだ大きな詐欺には合ってないが、充分気おつけましょう。