David Sanborn,'Inside'(1999) Marcus Millerの手にかかると、David Sanbornのサックスも、極上のジャズを奏でる一要素でしかなくなる。Cassandra WilsonやStingらが歌う楽曲がはさまれていることも、本作でのDavid Sanbornの影を薄くしているが、だからこそときおり前面で吹かれるサックスの音色が実にいい。地味いな曲が多いが、隠れた名盤だと思う。