お遍路さん

四国に住むブロガーにとっては、お遍路さんというのはある意味、鉄板というか定例と言ってもいいネタではないかと思います（そんなことはない）。
そんなお遍路さんの話でも。

ウチの近所には、八十八か所巡りのルートがありまして。
ときどき、お遍路さんが通りかかるのです。
ごくまれに、近所は近所でも、ルートから外れてさまようお遍路さんにも出くわすのですが。
今回は、それとはちょっと違う話。

やはり近所なのですが、中央の市場に出荷するのに利用してる運送会社さんがありまして。
先週、出荷品をトラック（開架幌付き）で運送会社へ持っていく途中、信号待ちしてたら、目の前の横断歩道をひとりのお遍路さんが。
いつも見かけるのとはなんだか雰囲気が違うなー、と思って見てたら、外国人（国籍等分かりませんが、見た目では欧米の人かなと）のお遍路さんでした。
気になって信号待ちの間見ていたら、お遍路さんが私のトラックに近づいてくる！
なにか話しかけられているのですが、言葉はよく分からず、しかも信号はもうすぐ青に変わりそう！
後ろにもクルマがついて止まっていたので、青になったら応対するわけにもいかず・・・
ひたすらブンブンと首を振って「ダメ」の意思表示。
信号青になって、そのお遍路さんとはろくに会話もせずにサヨナラしたのですが・・・

やっぱり、言葉分からなくてもなんとかしてあげればよかったなぁ、と。
多分、道案内か乗せてって、だったと思うんですよね。
言い訳がましい話ではありますが、意外と地元民、八十八か所行かないです。
最寄の寺は、小学校の遠足とかのイベントで行ったりしますが、場所的に行きたいであろう寺は隣の市で、ほとんど足を運ばないので・・・
ヒッチハイク希望なら、途中まででも乗せていくという選択肢もあるんでしょうけど・・・
なにしろ、目的の運送会社がクルマで５分、くだんの信号からは２～３分、おそらく目的の寺は３０分以上・・・
荷下ろしコミで２０分の用事で１時間以上仕事抜けられませんので・・・

あのときのお遍路さんが無事目的を果たしたことを祈るのみです。

（余談）
運送会社が近すぎるため、帰りの道すがら、やはりというか、そのお遍路さんと行き会いました。
というか、そのお遍路さんは、信号から１００ｍくらいのところで雑草の生えた畑の中に座り込んでいました。
やっぱり乗せてあげれば・・・でも、２分で見知らぬ運送会社の倉庫に降ろされても、でしょうしねぇ・・・