第42図
42図はそのことを
説明するものである。
外円は善悪両カルマの
新しい総計111(100ー25十36)を示し、
内円はもとの総計100を
示すものである。
半径P。とPrは将来、
悪よりも善の割合が
大きくなることを暗示している。
今は善悪の比率は41:59である。
前には40:60だったので、
その変化は大きくはない。
善に一単位を加え、
悪から一単位減ったのが、
一生の結果ということになる。
しかし実際には、
人間が進化のプランを理解するまでは
一生から一生を終えて行くのに
そうたいした変化はない。
年を経、生を重ねるにつれて善い運、
悪い運の高低、
悲しみ喜びの波がある。
人間がロゴスの経綸に仕える為に
決然たる熱望を抱き、
自分のためにではなく、
同胞の為に生きるようになると
はじめて、
その人のカルマに大変化が行われ、
その人の進化がいそがれる。
そうなるとその人の進歩は、
等比級数的に、
各生毎に遠くなって行く。
我々には、
人には運命があるということが、
いくらか解って来た。
運命とは、或る一生の為に
カルマの神々によって
その人の為に選ばれた
善悪のカルマの量である。
両親や遺伝、
自分を助けてくれる人々、
自分を妨害する人々、
機会、権利、
死等はその人の運命てある。
しかし、
運命はその力が尽きて行く間に、
人間に運命に反応せねばならぬと
押しつけはしない。
人間の意志は小さなものではあるが、
自由なものである。
人間は自分の古いカルマに
反応することが出来るし、
悪いカルマよりも
善い新しいカルマを
つくることができる。
人間には過去から受けついだ傾向や
現在の環境の圧力により
大変なハイディキャップの
あることは事実である。
しかし人間の中には神の霊がある。
そして若し奮起しさえすれば、
人間進化という、
神の意志に協力して行くことができ、
敢えてそれに反対することはない。
神の意志に協力する方が妨げるよりも
やさしいということが解るように、
人間を教育し環境をととのえるのが、
人類の教師や先輩達の義務である。
しかしこの理想郷はまだ
希望の子宮の中にある。
その日が来るまで誰かが
失敗すると
(その失敗の多くは境遇による)
その人の境遇をつくる
手伝いをした我々は、
その人の失敗のカルマを
分担することになる。
カルマの力が働き出るのは、
カルマの神々がその働きを
指揮しているのである。
我々はこのカルマの指揮者を
支配する原則を
理解しなけれはならぬ。
それは43図に簡単に要約してある。
カルマの々は個人の力の
蓄積を使って行くのだが、
その力を増すことも
減らすことも出来ない。
個人は様々な個人や或る社会、
或る国民とのカルマ的なつながりを
もって過去からやって来る。
人間はつながりのある様々な個人、
社会、國民に関してその人のカルマを
果すことの出来る所に生れて
来なければならない。
しかし又、人の一生はいくつも
連続した人生の中の一つであって、
最後には、人間は智恵の大師、
完成された人間、
即ちロゴス(大生命()が
その人の為につくられた
原型と同じものにならなければ
いけないのである。
だからカルマの神々は、
人間が着々と自分の
原型通りになるように、
個人のカルマの調整をして
行かねばならないのである。
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