カルマの法則 その3
カルマのパターン
このむずかしい問題を説明する
ために、カルマを作る三極の力を
夫々違ったしるしであらわして
見よう。(36図参照)正方形、
三角形、円、星形であらわしたが、
これらば単なるしるしで、それ以上
何の意図もない。
高級メンタル界では、人間の魂が
コ-ザル体の中に住んでいて、
そこでは悪は無能、皆無で、音に
答えぬ沈黙そのものである。だから
ここでは、魂の熱望と反対の
悪はない。それで、黒い星で
あらわすものはないわけである。
悪人は悪魂の持主だというわけでは
ない。悪人は未発達の魂が肉体を
現したものであって、
そのエネルギ―は大変弱いので、
魂の感情的、肉体的代理人を
支配して行くことが出来ない
のである。
我々がこの世に生れて
来るのに、幾生も繰り返した長い
過去の記録データの末である。
我々は善悪のカルマを携えて、
もう一度地上で仕事をする為に
戻って来たのである。さてこの
カルマはすでに説明したように、
様々な力から出来るものである。
個人が自分の創った善悪様々な力の
出る支点となっている事実を
想像した図が37図である。
この図では、黒印は苦痛、悲しみ、
悩みを夫々あらわして居り、白印は
理想、インスピレーション、喜び、
慰安を示している。(36図参照)
第37図
この図を見て、先ず目に
とまるのは、人間の当然受けるべき
苦しみ、悲しみ、悩みが非常に
沢山あるという事である。そして
理想はただの三つしかない。しかし、
三つの界の力というものは、人間の
運命を変えるに当って同じ価値を
もつものではないということを
忘れてはならぬ。慰安を生み出す
物資界の力の一つは、理想を
生み出すメンタル界の百分の一位に
しか過ぎない。もし、物質界の力
一つに相当する働きをlとすれば、
アストラル界の力一つを5とするのは
決して誇張ではないし、
低級メンタル界の力は25、
高級メンタル界の理想には125を
与えてもよいのである。人間が
沢山な苦痛や悲しみ、
悩みを持っていても、
もしその人か僅かばかりの理想を
持ってさえいれば、その人の人生は
失敗せず成功をかち得るものである。
それからまた、慰安や幸福を与える
世間的な冨や地位をカルマの
おかげとして持っていても、
自分の心に過去の生涯から
もたらされたインスピレーションが
なかったなら、その一生は無益の
長物に過ぎない。
今日一般の
人生の生活を眺めると、
善いカルマよりも、
悪いカルマの方が多いという事は
決して過言ではない。即ち、
全体からいうと、
幸福な努力や喜びよりも、
いやな骨折りと悲しみの方が多い。
人類の進化、段階では、
我々一人一人の貯えた力の貯蔵には
快楽よりも苦痛の方が多いのである。
即ち、我々の悪の総量は善の
総量より多い、それは、
過去に於いて人類は智恵によって
導かれるのを望まず、他を害して
顧みぬ利己的な生活の方を好んで
来たからである。しかし、
カルマの力はそれに適応した力を
発しなくてはならない。
“蒔く者は刈りとる”からである。
人間が自分の蒔いたものを
刈りとるにつれて、カルマの力は
注意深く調整されて行く。
そして善恵の相関関係は最終的には、
たとえどんなに少なくとも、
善の方が
多くなるようにされるのである。
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