ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派組織が自ら名乗る「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を一方的に承認したことを受け、ロシアに対する制裁措置を発表しました。
その内容は
（1）2共和国の関係者に対するビザ発給停止と資産凍結
（2）2共和国との輸出入の禁止
（3）ロシアによる日本での国債などの発行・流通禁止
(1)(2)って、実際何をどうするの? なんの効果があるの?
まず、台湾などのように、国家としての体裁が整っていながら、国際的承認が得られていない国と違って、内紛程度の状態ですから、いきなり「国」と言われても、区別がつきません。
貿易段階では、その国の関税を伴いますが、現地企業が、どこの税関で輸出入を扱うかによるわけで。
「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」と名乗っても、ウクライナの税関当局が扱うなら、なんの効果もありません。
「ロシアによる日本での国債などの発行・流通」って??
調べてみると、ロシア国債も、日本での扱いがありました。
・ロシア・ルーブル建て利付債券（新発債）
2017年5月11日（木） 発行
期間 3年
利率（税引前） 年 6.20％（税引前）/ 年 4.940％（税引後） （ロシア・ルーブルベース）
販売単位 50,000ロシア・ルーブル以上、50,000ロシア・ルーブル単位での販売
※日本円換算：約10.25万円（1ルｰブル2.05円、為替スプレッド考慮済みの場合
比較的高い利回りは、BRICs銘柄ならではですが。。
満期の2020当時の為替レートは、1ルｰブル1.7円程度
今の為替レートは、1ルｰブル1.4円程度ですから、高利回りでも、円に戻せばマイナスと言う。。
・ロシア国債 8.5％ 2031年9月17日満期
利率 (現地通貨ベース) 年8.50% (税引前)
利回り (現地通貨ベース) 年9.850% (税引前･複利)
償還日 2031年9月17日
残存期間 約9年7ヶ月
1ロシア・ルーブル(RUB)＝ 1.497 円（スプレッド0.05円適用後）
これは今買えますが。。。
「流通禁止」を言っても、国内の金融の規制って、できるの??
果たして、この翌日、ロシア軍のウクライナ侵攻が発生、岸田総理の発言は何の抑止力にもなりませんでした。
投資判断は慎重に
96式装輪装甲車 (記事には関係ありません)
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（2）2共和国との輸出入の禁止
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まず、台湾などのように、国家としての体裁が整っていながら、国際的承認が得られていない国と違って、内紛程度の状態ですから、いきなり「国」と言われても、区別がつきません。
貿易段階では、その国の関税を伴いますが、現地企業が、どこの税関で輸出入を扱うかによるわけで。
「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」と名乗っても、ウクライナの税関当局が扱うなら、なんの効果もありません。
「ロシアによる日本での国債などの発行・流通」って??
調べてみると、ロシア国債も、日本での扱いがありました。
・ロシア・ルーブル建て利付債券（新発債）
2017年5月11日（木） 発行
期間 3年
利率（税引前） 年 6.20％（税引前）/ 年 4.940％（税引後） （ロシア・ルーブルベース）
販売単位 50,000ロシア・ルーブル以上、50,000ロシア・ルーブル単位での販売
※日本円換算：約10.25万円（1ルｰブル2.05円、為替スプレッド考慮済みの場合
比較的高い利回りは、BRICs銘柄ならではですが。。
満期の2020当時の為替レートは、1ルｰブル1.7円程度
今の為替レートは、1ルｰブル1.4円程度ですから、高利回りでも、円に戻せばマイナスと言う。。
・ロシア国債 8.5％ 2031年9月17日満期
利率 (現地通貨ベース) 年8.50% (税引前)
利回り (現地通貨ベース) 年9.850% (税引前･複利)
償還日 2031年9月17日
残存期間 約9年7ヶ月
1ロシア・ルーブル(RUB)＝ 1.497 円（スプレッド0.05円適用後）
これは今買えますが。。。
「流通禁止」を言っても、国内の金融の規制って、できるの??
果たして、この翌日、ロシア軍のウクライナ侵攻が発生、岸田総理の発言は何の抑止力にもなりませんでした。
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