賢く・明るく・強く・別室

ボストン郊外の町から始まる二度目の海外生活

パーティ三昧

2011-06-06 17:40:29 | アメリカの日常
もう卒業してしまったので、夫は余暇の生活に入っています。
いや、夫だけではなく、すべての仲間がそうです。
中にはもう帰る人、帰らないけれどもう会えない人…

というわけで、名残を惜しむ会も自然と多くなるわけです。



土曜日は忙しい一日でした。


午前中はいつものように日本語学校に行き、
急いでお昼を食べて、午後からは娘の親友、Nちゃんのお誕生日会。


Nちゃんは娘にとって大親友であり、日本とかアメリカとかの国を超えての一番の親友になりました。




クラスの女の子だけではなくて、近所の女の子も乱入しての、「外遊び」。

こちらでは外遊びは親がついていないとできませんから、貴重なのです。
しかも、これみんな半袖着てて暖かそうですが、寒かった(汗)



夕方からは、夫の友人(同じコースを取った人)の自宅でお別れパーティの一種。
ポットラック(持ち寄り)だったので、本当なら何か腕をふるうべきだったのでしょうが、何しろ日本語学校→お友達の家→のあとなので、時間がない!

申し訳ないのですが、「雪見だいふく」で勘弁してもらいました。

…が、これが大人気!
あっという間にかっさらっていく子供たち。
皮を捨てる子供(だいふくの意味ないじゃん!)などなど。


他の奥様方は(アジア系の人たちが多く呼ばれたのもあって)
・プルコギ
・タンドーリチキン
・ダンプリング(餃子)
などなど。どれもおいしゅうございました。




みなさん英語が母国語じゃないせいか、すごくわかりやすくて、実は私はこちらに来てこの日一番英語を話したような気がします(汗)


前にも書きましたが、韓国人の方がみなさん親切で、日本語をしゃべったりして、日本に対して親しみを持って下さっているのがとっても意外でした。
もちろん、それが韓国人のごく一部であることも、彼らも私達も知っていますが、それでもとても嬉しかったです。

夫の友人が、「韓国語と日本語の似ている部分と英語との違い」について語っていて、
・韓国語も日本語も、「主語+目的語+述語」という構成で、述語が一番最後に来る
・どちらも敬語が細かく設定されている。
と的確におっしゃっていて、さすが!と思いました。
実は私はこれが専門なので、「まて私にも語らせろ!」と思いましたが、韓国語の待遇表現(敬語)については全く知らないので、熱く語る彼を熱く見つめるにとどめました(笑)


まだ何度か、こういうパーティがあるのかもしれませんが、私達家族にとっては、お会いするのもこれが最後、と思っていつも臨んでいます。寂しい限りです。

野生の我が家

2011-05-30 19:54:01 | アメリカの日常
昨日、庭に野ウサギがやってきたので、写真を撮りました。
さらに、近くにシマリスもいたので撮りました。
結構近くで撮影したんですけど、逃げないですねw

野生の我が家


前に撮ったリス(リラックス中)もつけておきます。

こんなのはごくごく普通(ボストン市内でもウサギは見られます)
何しろ野生の七面鳥がそこいらを闊歩しているという有様。
あと、スカンクを轢くとくさいそうですw

こんなのんびりした生活もあと少しですねえ。

Memorial day parade

2011-05-30 19:43:01 | アメリカの日常
今日はメモリアルデーといって、アメリカの祝日です。
メモリアルデーというのは、戦没者追悼の日。
我らが住む町にも、パレードがあるというので見に行きました。


Memorial day parade



え~ご覧の通り、大変しょぼおとなしいものでした。
鼓笛隊はハイスクールマーチングバンドのみなさん。少々音があやしいですw

このあと、メモリアルパークにて式典が行われました。
朝鮮戦争以降の、この町出身の戦没者に対して黙祷。
それから、国旗掲揚、号砲など。
そういえば、日本はその前(第二次大戦)では敵だったなあ…と思いましたが、とても謹厳な気持ちになりました。

日本では8月15日がおそらく「日中戦争以降の戦没者追悼式」の日だと思うのですが、その前のことは話題にならないし、その日が祝日であるわけではありません(たまたま旧盆にあたっているので休みのお宅が多いと言うだけ)。
みんなでこうやって考える日があってもいいんじゃないかなーと思いました。


ちなみにこの式典、子供の見学者がとても多かったのですが、それは
「式典後子供にはアイスをくれる」というサービスがあったからですw
式典が終わってくる親子連れの多いことw


31日追記:書き忘れていましたが、この日、少なくともMA州の酒屋はお酒を売ることを禁止されていました。ただでさえ酒屋が存在しない(お酒を売ってはいけない町)である我が家の地元から、車で酒屋のある泊町まで行ったのに、店が閉まっていたときの夫の嘆き!!…まあ、というわけで、酒など飲まずにきちんと追悼しましょう、ということなのだと思います。とても大切な意味のある休日です。

この町の素敵なところ

2011-05-22 09:18:25 | アメリカの日常
前回、米に虫が沸いたので捨てた話を書いた。

で、この話を娘がある方に漏らしてしまったのである。

さっそく、お米をいただいてしまった。申し訳ない。

…いや、その方に話したら、現在陸の孤島(ブログの前記事参照・車に乗って夫が旅行の集合場所に行ってしまったため、現在車がなく、買い物に行けない状態の我が家なのである)である我が家を慮って、きっと
「買いに行きましょう」とか
「分けましょう」とか
言ってくださるに違いないことはわかっていたのである。
だから娘にも口止めしたのに、なぜに娘よ…!!!


でも、ここ、ボストン郊外のこの町は、基本的にこういう、とてもとても親切な方ばかりが住んでいる。
お互いが親切にしているから、気持ちよく住んでいられるのだと思う。
聞けばこの町の平均所得、とても高い!
都内じゃありえないほど高い(まあ都内もいろんな方がいますからね…)

お年寄りも多いし、心にゆとりのある方が、ゆとりのある家に住んでいる、というのがこの町の特徴なんだろうな。
地震がおきたときも、すぐに大家さんや仲介のおばあさんから電話がかかってきたし。


そんなこの町が、とても好きになってきた今日この頃。緑もまばゆい。
でも私がこの町を離れるまで、あと一ヶ月もない。

マック&チーズ

2011-05-18 20:49:53 | アメリカの日常
突然だが、うちの米に虫がわいた。

「今日はポトフでも作ろうかな~♪そのためにはご飯炊かなくちゃ」と思ってふと米びつ(透明)を見ると、ごま塩状態!!!!
「この黒いものは何かな~?」と取り出すと、動き出すし!!!
…というわけで、虫が湧いていたので、捨てた。

さて、米がない。というわけでポトフを作る気も失せて(なぜだ)、冷蔵庫の買い置きの「マック&チーズ」でごまかすことにした。

マック&チーズとは、正式名称を「マカロニ&チーズ」という。
アメリカ人のソウルフードみたいなものである。

作り方は簡単。
・マカロニをゆでる
・チーズソースを作る
・以上二つを混ぜる

これだけである。
まあ、マカロニグラタンの焼いてないようなヤツ??

アメリカ人はこれが大好きなんだそうである。
我々にとっては初めて。
食べてみた。
「なにこれしょっぱい!!」
パッケージに「リアルチーズ使ってます」的なことが書いてあったので、少々不安だったが、やっぱチーズあんまり使ってないし。
…しかし結構くせになる味である。
娘はたくさん食べておなかいっぱいにしていた。
…さすが子供が大好きだというだけある。

ちなみにこっちでは(書いたかもしれないが)子供の友達とか呼んで、もしご飯を食べさせるとなったとき、ナッツフリー(ナッツ関係はアレルギーの子が多いのですべて除去)は基本だが、ピザの場合は「チーズ以外乗せてはいけない」らしい。それ以外が乗っていると食べない子が多いんだとか(これは好き嫌いの関係)。どんだけ栄養偏ってるっていうんだ!!

というわけで、車とその持ち主(夫)が修学旅行インターナショナルトリップに行って早5日、すでに米なし。以降パンやパスタ、うどん類でしのぐことになる。頑張れ私達!!


Boston Redsox VS Seatle Mariners

2011-05-02 17:17:16 | アメリカの日常
レッドソックス対マリナーズの試合を見に、フェンウエイに行ってきました。
試合の始まる二時間前くらいについたのですが、まあすごい人!
土産物や屋台でそれぞれ楽しんでいます。

ここの名物だというホットドッグを食べて、さっそく球場へ。

ああ、しかし。私達は一番安い席を買ったので、なんと立ち見だったのでした!
しかも、一番上の「テラス席(席はないんだけどさw)」だったので、風が吹きすさんで寒い!
予報では62°まで上がるはずだったのですが、54°くらいまでしか上がらなかったようです。
54°といったら13℃くらいでしょうか?それで風が吹いていたのですから、しんどい!!!

さて、ボストンの人のレッドソックス愛はものすごくて、もちろんTシャツやパーカーを身につけているのは基本なんですが(私達は帽子を買いました)、こんな感じ。
・レッドソックスのスターティングメンバーは写真入りで紹介(もちろん一人一人に歓声があがる)するが、敵チームは「一番、イチロー・スズキ…」と名前などを読み上げるだけ
・ストライクが出るたびに拍手w
・スコアボードの(相手)チーム名、貼り付けてあるだけ

こんな感じでは、さぞや大リーグで活躍している日本人選手は大変だなあとちょっと感動するくらいの(マリナーズにとっては)アウェイ感でした。

さて、国歌を歌って(歌うんですねー。ここで、私は以前「中居正広が君が代を歌う」という悲劇を思い出していました)試合開始。

結果。
イチローはまったくヒットでず。
しかも三塁打を自分のエラーで打たれたようなもの。
そしてレッドソックスは9回裏ツーアウトからのサヨナラ勝ち。

おお!なんという盛り上がりそうな決着だったのでしょう!!
しかし、残念ながら私達は、最後までいられなかったのです。
なぜなら、風が寒すぎるのと、まったく野球に興味のない娘が飽きてしまって大変だったからです。

ああ、最後まで見たかったなー。

次回があれば、宿敵ヤンキーズ戦を見たいですが、どうもフェンウェイではなさそう。残念。



NY,Again!

2011-04-20 21:17:08 | アメリカの日常
今週月曜は「パトリオット・デー」でマサチューセッツ州の祝日である。また、今週は娘の学校が「4月休み」でお休み。

というわけで、週末から二泊の予定で、NYに行ってきた。

ちなみにNYに行ったのは、「おいしいラーメンを食べる」「紀伊國屋書店に行く」という、極めて日本人的な理由だが、それだけでは何なので、焼き肉も食べた…違った、観光もしてきた。

二日目(ちなみにラーメンは一日目に食べた。おいしかった~)、「メアリー・ポピンズ」を見よう!とTktsに並ぶ。
しかしあまりの列でおかしい。よく見たら観光バスだったorz
時間を無駄にした。Tktsは午後にならないと開かないのだった。

次に、せっかくなのでw、自由の女神が見られるという、NJへわたる船に乗った。

どうよ、きれいに見えるでしょう(まったくのお上りである)。

それから「マダム・タッソー(蝋人形館)」へ。ちなみにロンドンのマダム・タッソーには行ったことがない。
知らなかったのだが、部屋のあちこちに無造作に蝋人形がおいてあって、並んでの写真取り放題なので、実は「映画見ない(目からの刺激に弱くて気分が悪くなってしまうため)」「洋楽知らない」私には、『どれが蝋人形でどれが客なのかわからない』状態になってしまった。ここでじっとしているのが実は写真を撮っているだけで動き出したらどうしよう…とか思ってしまう。
そして娘は「これは知っている!○○だ!」というとなぜか記念写真を取りたがった。

マイケル・ジャクソンは「黒いとき」と「白いとき」の二体ありますw

さてお昼に焼き肉を食べて、Tktsも開いただろうと列に並ぶと、通りがかりのおじさんが「メアリ・ポピンズはここでは売ってないよ」とのこと。
ええええ~時間を無駄にした。
劇場に足を運んだが、すでに完売とのこと。
なんということだ。一日無駄にしたぞ!

というわけで、娘が「お姫様の馬車に乗りたい!」というので、セントラルパークを回る馬車へ。

お姫様が乗る…のとはほど遠いような気がするが、乗ってみた。NYは道がわるいので、揺れる揺れる。そしてセントラルパークは平和だった。

しかし何だ、NYに行って改めて思ったのは「アメリカ電気使いすぎ」。
日本の(体験してないからネットなどで見るだけだけど)暗い写真などに比べて、昼間っからなんと派手なこと!それこそ写真に撮ってくればよかった。
それから、白いのと黒いのと微妙に棲み分けている感じがあった。
ここ(ボストン郊外)にはほとんど黒人がいないせいか、そういう風景にはお目にかかれない。だから、車で移動中に休憩などをして、だんだん人間の中に黒人やヒスパニック系の割合が増えると、「おお都会が近いな」と思うわけである(ボストンの市内や隣町にはいろんな人種がいる。あくまでうちの近所に白人しかいないという意味)。

Donation2

2011-04-16 19:33:10 | アメリカの日常
実は娘の小学校でも、東日本大震災への募金を行っていた。
それが一息ついたというので、娘を始め日本人の親を持つ子供が三人で、最後にお礼の放送をした。
額はそんなに多くなかったけれど、とにかく日本人がほとんどいない学校なので、関心を持っていただき、寄付をしてくださったのは本当に有り難い。

他、日本語学校でも数々の活動を行っている。

さて、それとは直接関係ないのだが、今日は「Play for Japan」というチャリティコンサートが行われた。
ボストン在住の日本人音楽家による、ファミリーコンサート。
もちろん入場料は全額寄付である。そのほかに会場ではべークセール(お菓子や飲み物を売って売り上げを何かにあてるもの。日本語学校では毎週やっているし、こちらではよくある)が行われていて、それも全額寄付。

正直にいって、久しぶりに音楽をゆっくり(いや小さいお子さんが多かったので「ゆっくり」でもなかったが)聞けたので、なんか安らげた。
「ジブリメドレー」では娘の知っている曲も多かったし。

こちらではこんな催しやら活動やらがいろいろあって、寄付を自分がどれくらいしたか、判らないほどである。
日本にとってはとても助かることだと思うので、ずっと続いていってほしい。

Donation

2011-04-04 21:52:01 | アメリカの日常
私はこっちにきて、タイトルの単語が「寄付」という意味だと知った、だめな子です。

東日本大震災(正式名称決定)が起きてからというもの、さまざまな形で、こちらでもDonationを募る(この言い方でいいのかな?)機会にであう。
翌日にはもう日本語学校で寄付金を募っていたし、
翌週には夫の大学で寄付、
そしてしばらくしたら、夫の大学の日本人有志で、チャリティTシャツというのを作ったので、これを買った(制作費5ドルで残り15ドルが寄付という寸法)。

先日は、「折り鶴一羽折ると2ドルになる。これが10万ドルになるまで折り続ける」という運動に参加して、まず娘の放課後の「折り紙教室」で折ってもらい、次の日は娘のクラス全員に折ってもらい、さらに私が日本語学校での待ち時間に折り続け、寄付してきた。
「大人の千羽鶴」ほどたいした値段ではないけれど、長丁場になるので、こちらでも、そして帰国後も協力していきたい。

…というわけで、明確な配分を早くきめてください>日本赤十字社


(来週末はチャリティコンサートに行く予定)

快・不快

2011-03-26 10:46:08 | アメリカの日常
滞在してからずうっと思っていたことなのだが、思い切って書く。

先日アメリカのテレビを見ていたら、「揚げ物特集」で、まあ出てくるわ出てくるわ揚げ物w何も食べていないのに、胸焼けするほどだった。
だいたいフライドチキンだとかフライドポテトとか食い過ぎなんだよこっちの人は。

というわけで、こちらの人間というのは、どうも「快/不快」で行動しているようなところがある。
特に「そういう」階層の人がそうなのだろうが、快である行動を選んでやっているような気がしてならない。

たとえば、自分の快楽のために、どこへでも車で行く。
車は秩序は守らない。自分が先に行きたいんだから先に行くよっ!
家はいつも暖かいか夏はもんのすごく涼しくしておく(弱冷房という概念がたぶんない)。
食べ物はおいしくてカロリーの高いものを好きなだけ食う。野菜?このポテトフライがあるじゃないか!

太って歩けなくなったら電動車いすで動けばいいさ!

電気?あるだけ使えばいいさ!


なお、こっちのマックにあるスリークオーターパウンダー(ハンバーガー)は一つで800キロカロリー越えw
ファストフードはこの辺にはマックかダンキンドーナツしかない。
(スタバはあるけどご飯は食べられないしね…)
コーヒーはスモールを頼むと日本のLサイズくらいのが出てくるのがデフォ。

(ちなみに、もちろんストイックな生活をしている人もたくさんいる。そういう人は大抵走っているwジムにも通っているに違いない)


日本が西洋化していてどうのとか騒いでいるけど、アメリカに比べればまだまだ大丈夫だ!