スキャナーが新しくなって以来、スキャン自体が面白くなり、フイルムを探して出してはスキャンしている。
〝若い〟と〝馬鹿い〟は背中合わせなようで、甘酸っぱくていたたまれない様な写真や、ほろ苦い写真に再会してしまうと、今の3号の馬鹿さ加減はこの時既に始まり、今でも連綿と続いているものだと再認識する。
ここのところ古い話ばかりで後ろめたいですが、どうぞお付き合い下さい。
genki86さんと出逢って以来、毎日呑み歩いた日々。
3号は、夜更かしと過度の飲酒が原因で毎朝鼻血を出していたにも拘らず、毎日一緒に呑み歩いていた。
この旅は、底抜けに楽しかったのに写真が少ない・・・
1989年8月、九州は佐世保を目指し、夜11時頃(?)地元を出発。
1987年の5月に九州へ行ったとき、20時間で九州入りをしたことで高をくくっていた。
道中、厚木辺りで大渋滞、静岡県で朝を向かえ、夕方に京都入り。
高速が飽きたので京都で降り、3号は京都で断念しようと思って相談したけど、genki86さんの「いや、行く!」の声で再出発。 genさんに運転を任せ、後席で熟睡・・・
気がつくと中国地方入りしていた。
結局、目的地の佐世保に着いたのは、朝6時頃。
ゆうに31時間掛かった。
この旅の大きな目的は、↑ の彼女に会うこと。
3号的には、「〝おれのgenki86〟が惚れた女を見てみたい」だった。
今思うと、住所丸暗記だったのだろう、佐世保のマンション前の路上から見上げ、カーテンの柄で住んでいることを確信したgenさん、何年か振りの再会には常識外れの時間帯にも拘らず呼び鈴を押した。
出てきた彼女は、非常に好感度が高く可愛らしい人で、また、遠路遥々33時間も掛けてやって来た事を凄く喜んでいた。
genさんは、3号がいて話し難いのか何時もより言葉少なめ・・・
「一緒に住んじゃえばいいのに・・・」なんて無責任な事を後席で考えながら、前席に座る二人を眺めニヤニヤする3号を尻目に、決して他人が入り込めないような二人だけの歴史を醸し出す二人。
嗚呼、なんて美しい光景・・・
今、この時に戻れるなら、1万回のシャッターだってきれる。
邪魔しちゃいけないと思っていた3号は、この時、殆ど後席で寝ていたと思う。
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■3杯呑んだら潰れます
埋もれていた愛情を掘り起こしたgenさん、いいものを拝見させていただいた3号、非常に上機嫌だったので佐世保に泊まる事にした。
ビジネスホテルのツイン。
当然、呑兵衛の二人なので、勇んでパトロールに出かけた。
確か・・・、靴を脱いで上がる店に入ったが、最後に寄ったショットバーが強烈だったか、そこで飲んだ酒が強すぎたのか、他の店の記憶が無い。
東京でも見掛けるチェーン店のショットバー!
壁に貼ってあったメニューの中で判らないものが有ったので、店長に尋ねたのが始まり。
曰く、「3杯飲んだら、潰れます」
カウンターの中は、店内より一段低く、更に背も低い事が手伝って異様に小さく見えるにも拘らず、3号達を見下げて放った一言がこれ。
当然、genさんがどう思ったか知らないが、3号的には〝東京の酒飲みを馬鹿にしやがって・・〟という思いが、それを注文させた。
この時、3号は、〝東京代表〟のつもりだった。
出てきたものは、量的には中ジョッキ位のビールとショットグラスいっぱいのバーボン。
色々呼び方があるようだけど〝爆弾〟って奴・・・・
言われた通り、2センチ位ビールを飲んでショットグラスを沈めて呑む。
ふ~~~ん、美味しいじゃない。
で、冗談じゃない、3杯行ったる! と、もう一杯注文・・・
・・・・で、負けて堪るかと、更に一杯注文・・・
店長の言葉通りの結果・・・、撃沈となりました。
ホテルに帰るなり連泊を申し出て、翌日夕方まで寝る事にし、夜になると性懲りも無く再挑戦・・・
で、また、撃沈・・・
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このままでは、佐世保で旅が終わってしまうと危機感を覚えた二人、丁度阿蘇山が噴火していたので見に行く事にしました。
途中、高速道路上でgenki86さんが書いた絵を・・・、写真が無いので。
書いている間中、上機嫌・・・・
佐世保では3号が寝ている間に、余程良い事が有ったに違いありません。
幼稚園児のように楽しそうに描いているので、優しく見守ります。
旅の〝お供〟に、お絵描き帳を持って来た人に初めて会いました。
↑ 何処か判りませんが、阿蘇っぽいので・・・
当時乗っていたパジェロは、エアコンが時々不調です。
パワステのユニットも不調で、ニャコニャコいってます。
でも、東北の旅では、高速でメーター読み180キロ出たんですよ。
初めて知ったのですが、噴火を見ると踊るのが習性のようで・・・
・・・踊る・・・
・・・踊る・・・
・・・まだ、踊る・・・
・・・こう云う人だったんです・・・
因みに、こんな写真が、これ入れて10数枚あります。
踊る阿呆に撮る阿呆・・・・
なんだ、3号もか・・・
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この時の泊りは、多分・・・内牧温泉。
普段からの善行が効いたのか、運良く一部屋だけ空いていた。
部屋に入るなり冷蔵庫を開け、すべてのビールを飲み干す。
夕食では、ビールの追加。
ビデオカメラをセットして、食事中を最初から最後まで撮影。
この一部始終は、ビデオが存在している。
二人で会話するよりカメラと話す方が多い、異様な風景。
お馬鹿な二人です。
はしゃぐ、はしゃぐ・・・
脱ぐ、脱ぐ・・・
ポーズ取り~の
踊り~の
このあと呑み足りない二人は、旅館を出て呑みに出かけたけど記憶無し。
翌日、旅館をあとにする時、見知らぬ仲居さんから「昨夜は随分呑んだんですねぇ」と声を掛けられ、スタッフ達の間で話題になっていたことに大満足。
帰りの船の出航地、小倉を目指して内牧温泉をあとにした。
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小倉→徳島→東京 というカーフェリーに乗船。
通過した台風の影響を少し残した海へ出発なので、結構揺れました。
トラック便の運転手さん用(?)のベッドが空いているということなので、其処へ移ったのが失敗。
揺れる船では、寝転がった時、見える天井は広いほど良いんです。
船のトイレの床は、吐瀉物でヌルヌル。
オマケに流さないで放置されたものが、トイレの其処此処にあります。
当然、トイレの中は、ビジュアルも臭いも、同じものを3号の胃から溢れさせるには充分過ぎるものがあります。
これだけ大きな船で、初めて戻しました。
でも、翌日は晴れ。
だから、デッキで呑みはじめます。
周りの人は毛布を持ち出していましたが、呑み始めちゃえば関係ありません。
やる事無いから、呑む呑む・・・
しかも、夕方まで・・・
呑んで~呑んで~呑まれて~寝て~
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それにしても、楽しい時間でした。
今思い出しても、3号の人生の中で、最も楽しかった時間のひとつであることに間違いは無いでしょう。
フイルムカメラを見直したからスキャナーを新しくして、新しくしたから今回の作業になり、楽しかった時間を再度味わう良い機会になりました。
3号の勝手な思いに付き合ってくれたgenki86さんと、古い話しにも拘らず、最後まで読んで頂いた方々に感謝します。
・・・以上
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あれは、永久保存版だよね。
でも、絶対! 誰にも見せないっ!
っていうか、見せられない。
・・・・・堪えられない。
それとこの絵は、当時、genki86さんが「持ってて」って言ったから、ずーっと仕舞い込んでいたんですよ。 まっ、4WDのプラモデルは捨てちゃいましたけど・・・
もしかして・・・・この後は動画か・・・
怖くなってきたよ・・・
あのお酒、3杯は無理でしょ・・・
絶対、翌日、しなくても良い反省をすることになるだろう・・・うん!(^^)
でも、あのマスターには会ってみたくない?
店の名前何て言ったっけ?
懐かしの写真達、Picasaかなんかで共有する?
ノリちゃんやムーチンとのBBQの写真も出てきたし・・・
くすぐったいよ~~~
因みに、船の写真、左右逆でした・・・(≧≦) ゴメンヨー
きっとコレがきっかけで今の二人があるのかもね・・・今後共夜露四苦ね・・・
今でも・・・3杯・・イケますかね
お互いのハイウエストのジーパンが・・・泣けますな・・・・