お墓じまいについて学ぶ② 墓じまいって、お墓の石を片付けること…ではない?
by |2024-04-16 12:17:57|
「大変だから」「もう見られないから」がしばしば発端になるお墓じまいを、
より納得の行く、幸せなものにするためのシリーズ第二弾です。
前回の記事はこちらから。
2.墓じまいって、お墓の石を片付けること…ではない?
墓石を片付けよう!墓じまいというやつだ!
……と思われている方、半分くらいは正解です。
お墓が単なる物のお片付けと異なるのは、ご遺骨が埋葬されているという点です。
『えっ、もう何十年も前のことだから、お骨なんてないかも…』
ちょっとお待ち下さい。
斎場でいただいたお骨は軽く脆いように思われますが、
実はそう簡単に消えてなくなるものではありません。
状況や分量による差はあれど、カルシウム分が溶けて消滅するまでに、
100年近くはかかると考えてもよいでしょう。
私どもは、「もう何十年も前」のご遺骨が形を留めているご様子を
たくさん見てきております。
また、お墓によっては骨壷ごと納骨している場合もあり、
その場合はまったく土に還っていません。
『じゃあ、うちのお墓の中のお骨ってどうなってるの…?』
これについては、実際に確認するのが一番です。
多くのお墓は、ご納骨するための地下室が作られており、
さらに、出入り口を設けてご納骨が簡便になるようにしてあります。
可能であれば、お掃除のついでに一度中をご確認ください。
もし、内部の様子が分からないお墓だったとしても、
墓地への納骨の届け出を参照するなど、
ご納骨の有無は何らかの手段で確認できることがほとんどです。
さて、つまり、お墓じまいにおいてやるべきことはこうなります。
+
1.お墓に埋葬済みの仏様をどうするか考える
2.お墓の石碑をどう片付けるか考える
2については「工事業者への依頼、費用や日程の打ち合わせ」であり、
率直に申し上げるとかなりシンプルなお話になります。
1、仏様をどうするかは、お客様によってケースバイケースです。
どこの誰にいくらで頼むのか、そこでは何をしてもらえて、
どんなふうに扱われるのか、自分たちは何をしなければいけないのか。
選択肢が千差万別となった現代だからこそ、
よく聞き、よく吟味し、よく相談しましょう。
目先の手軽さや費用だけで判断すると、思わぬ余計な出費やつまづきに
繋がることがあります。
これはお墓に限らず、どんなことにも言えますね。
お墓は他のお買い物と異なり、
「お家によりご事情が異なるので少数の意見では参考にしづらい」
「お金が絡むので率直なことを人に尋ねづらい」「話題がデリケートである」など、
いくらか相談が難しい要素があります。
ご家族内でも、人によってご希望が異なることがあります。
より円滑に、そして納得できる手段を探るため、ぜひ私共にご相談ください。
皆様のご希望やご事情を伺いつつ、多様な選択肢をご案内させていただきます。
資料の希望部数を選べるようになりました。ご家族様の分も一緒にどうぞ!
〒513-0012
三重県鈴鹿市石薬師町850-1
電話:059-374-3448
営業時間:9:00-17:00 毎週水曜日定休日(土日、祝日は営業しております)