『まだお墓はなくてもいい』方こそ必見。お墓ができるまでの話⑦完結!
by |2022-11-12 12:51:37|
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ついにお墓が出来ました。
工事後の清掃、最終確認が完了した、というお知らせを受け取られたお客様は
霊園へお越し下さり、ピカピカのお墓を御覧頂いていることでしょう。
では、これからどうしましょう?
仏様がいる場合
仏様がいらっしゃる方は、もちろんご納骨を検討しておられますよね。
ご住職様やご家族様など、お越しくださる皆様と日時を打ち合わせの上、
霊園までご連絡ください。
式が近付き次第、改めてお掃除をして、さらしの布を巻かせていただきます。
ところで、いつご納骨されるのかは、お客様によって様々です。
ご家族を新しいお住まいへ送り出していただくのに、急ぐ必要はございません。
皆様が集まられる法要のタイミングのほか、記念日や気候の穏やかな日なども……
ですので、もしご希望の日があるようでしたら、そこから逆算する形で
早めにお墓づくりに取り掛かっていただくのがベストでございます。
仏様がいない場合は?
「まだ仏様はいないけど、何か拝んでもらったりしたほうがいいのかな?」と
思われる方もいらっしゃるかと存じます。
実のところ、石を組み立てただけではまだお墓とは言えないという見方もできます。
お墓やお仏壇などは、そのままではただの「もの」ですが、
宗教的な儀式を行うことによって初めて、世俗と区別された、
神仏に繋がる場所に変わるという考えがあり、
お性根入れ、建碑式などという名前で呼ばれています。
仏様がいらっしゃる場合は、お性根入れと納骨の儀式を一度に行う場合が多く、
あまり悩まれることはないでしょう。
では、仏様がいなくてもお性根入れだけはしておくのか?というと、
これは拝見している限りケースバイケースでございます。
お性根入れと同時に、故郷のお墓から土を持ってきて、ご先祖とのつながりを持ち、
新たな仏様はいなくてもご先祖の供養をされる方。
お墓はそのままにしておいて、将来的にお性根入れと納骨を行われる方。
ひとまず、ご家族やご住職様と一度相談されるのが良いでしょう。
そして、中に仏様がいないとはいえ、やはり建っている以上は
天日ざらし、雨ざらしになるため、お墓の汚れは気になるところです。
ほんの時々でも拭き掃除をしていただくと、綺麗な状態を長く保っていただけます。
ブラシでごしごしこする必要はございません。(艶が失われてしまいます)
湿らせた布や乾いた布で、表面の汚れを拭き取ってください。
水垢の原因になるため、水をかけてそのままにしておくのはお控えください。
時々、お墓って触っていいんですか?というご質問を頂きますが、
もちろん触っていただいて結構でございます。
手間暇掛けてなめらかに磨き上げられた石の美しさ。
深みを持たせた格調高い文字彫刻。
太陽の光を浴びた石の優しい温かさ。
いずれも、家族を委ねる終の棲家、心の休まる場所として相応しいものです。
人が有史以来続けてきた営みの理由を、きっと感じていただけると思います。
これにて、足掛け数ヶ月続けてきたお墓が出来るまでのお話は一段落となります。
長い記事になりましたが、ご安心ください。
ご来店いただいたときには、1時間程にまとめてお伝え致します。
なんといっても、私たちはお墓づくりのプロなのですから。
続々お申し込みを頂いております!
ご来店の際は必ずお電話にてご予約をお願い致します。
資料の希望部数を選べるようになりました。ご家族様の分も一緒にどうぞ!
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