2021年1月のブログ記事一覧-三重国際霊園スタッフブログ

26年前、あの冬の朝……と、お墓の話


布団の中で微睡んでいると、部屋がガクガクグラグラミシミシ……
ここ三重県でもその揺れは大きく、朝方のうまく動かない頭と体のまま不安でどきどきしたのをよく覚えています。
その後に続く新聞やテレビのニュースで見る京阪神の被害の様子に、
まだ年端の行かない子供ながらも非常に強い恐怖を抱きました。
寒空の下、家を失い、家族を失い過ごす方々の苦しみはいかばかりであったかと。
経験と知識が増えた分、その恐ろしさは以前にも増して強く想像されます。

美しいイルミネーションで有名な神戸ルミナリエも、追悼と鎮魂を意図した祭典であったと知ったのは、
恥ずかしながら最近のことでした。
調べてみたところ、当初は1回限りであったこの催しは、街の復興に向けて毎年開催されるようになったとのこと。
きっとこれからも、これをきっかけとして阪神・淡路大震災について思いを馳せる方が増えていくことでしょう。
時を経て、記憶と思いを繋げることがいかに人間にとって重要な営みかを思い知ります。



さて……
ありとあらゆるものが揺さぶられ、崩される大地震。当然、お墓も例外ではありませんでした。
古いお墓になると、石がずれないようにくぼみを作って積み上げただけという構造も多く、
また石材用の接着剤が経年によって劣化しているだけということもございます。
現在では、こうした経験を踏まえて、多くのお墓に耐震用の備えが施されるようになりました。
和風のお墓についてお客様にご説明する際は、必ず阪神・淡路大震災のことが蘇ります。


願わくばもう二度と、私達と皆様と、大切な方々のあるべき場所が脅かされませんように。
改めて、黙祷を捧げる次第です。


〒513-0012
三重県鈴鹿市石薬師町850-1
電話:059-374-3448
営業時間:9:00-17:00 毎週水曜日定休

謹賀新年

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
本年も変わらぬご厚誼のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。



皆様、お正月中はいかがお過ごしでしたでしょうか?
もどかしい世情ではありましたが、お節料理の買い出しで新鮮な野菜や良質な魚介類を見ると、
変わらないお正月を支えてくださる方々に頭が下がり、ありがたみが増すばかりでした。

三重国際霊園の新たな一年も、おかげさまで無事にはじまりを迎えております。
年末に引き続き、新型コロナウイルスや寒波等、緊張感を伴うニュースが続いており、
油断しないようにと思う一方で、ほっとひと息付ける話題や場所が恋しくてなりません。
これからも変わらず、この霊園が皆様にとって安らげる場所であれますように、心からお祈りしております。