『まだお墓はなくてもいい』方こそ必見。お墓ができるまでの話③
by |2022-04-25 13:16:59|
前回までで、お墓を作るときのスケジュール上の見通しや、
場所を構えるにあたって気にかけておくべきポイントについてお話させていただきました。
お家に例えるのであれば、計画を立て、土地を確保したようなものです。
今回からはいよいよ、墓石そのものを作るお話へ。
矢継ぎ早にならないよう、少しずつ進めさせていただくと共に、
ちょっと役立つ豆知識もお伝えしたいとおもいます。
では、お料理の出来上がりの前に素材のお話が来るように、
まずはお墓の材料となる石のお話を。
お墓は石で出来ています。
石……と一口に言っても色々な種類がありますが、お墓に使用される石は
ほとんどが花崗岩(かこうがん)と呼ばれる種類の石になります。
「あれ?みかげ石じゃないの?」と思った方はちょっとお詳しい方ですね。
御影石(みかげいし)という呼びならわし方は、古くから石の名産地であった
兵庫県神戸市の御影地方に由来します。
陶器が名産地の瀬戸地方にちなんで「瀬戸物」と呼ばれるのと同じような現象ですね。
花崗岩の特徴として、なによりも硬いということが挙げられます。
なにせお墓は何十年以上も屋外で天日や風雨に晒されることになります。
自然の力を侮るなかれ。柔らかい種類の石であれば、みるみる風化してしまい、
何代にもわたって受け継いでいただくことは難しいでしょう。
機械の発達していなかった時代には手でお墓の石を加工し、彫刻していたため、
硬度が高くない種類の石が選ばれていることもありましたが、
それらの多くは、皆様が「ボロボロの古いお墓」と聞いた時に
思い浮かべられるような姿になっています。
さて、ただの石を置いておくだけでは、それでもじきに劣化してしまうでしょう。
素材が料理人を必要とするように、石材も職人の技を必要とします。
お墓はどうしてあんなにもツルツル・ピカピカしているのでしょうか?
それは度重なる研磨によって磨き上げられているからです。
ツルツル・ピカピカの石肌は、水が石に染み込むのを防ぎ、石に影響を及ぼす汚れも
拭けば取れるようにしてくれています。
路傍のざらざらした石と、つるつるしたなめらかなお墓の石を思い浮かべてみてください。
ざらざらの石には水が染み込みますが、お墓は水をかけてもある程度弾きます。
鳥の糞や、表面に付着した土埃の汚れなども、湿らせた布で拭けば綺麗になります。
お墓は、石に水をかけ、強い力を掛けながら、何度も研磨のパーツを変えて
仕上げまで進めていきます。
石材店さんによって多少の違いがありますが、株式会社加登の場合は基本として7段階。
細やかに磨き上げられた石は艶も美しく、鏡のようになめらかです。
そのため、石の様子を記録に残そうとカメラを構えると、自分の顔が写り込んで
ちょっとびっくりしてしまうことも……。
「ただの石」が、数代にも渡って受け継がれるお墓になるのは、
優れた品質の石と、それを加工する職人の技があってこそ。
(もちろん、その重たい重たい石が傾いたりしないようにしっかりと工事をする
職人の技もありますが、そのご紹介はまたの機会に……)
これからお金や費用を費やし、お墓を作ろうとしている方には、
ぜひそれがどういったものなのかを細かく知っていただきたいと考えております。
とりあえず資料を請求しようかな、という方は是非こちらからどうぞ!
ご請求の際、希望部数を選べるようになりました。
ご家族皆様でそれぞれ確認したい場合に大変便利とご好評を頂いております。
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