皆さま、こんにちは。
ikus.医療美容ケア研究会 認定サロン atelier Frangipani 高溝です。
今日は、いつもとはちょっと違った感じのブログです。
是非、皆さんに情報共有しておく方がいいと思って・・・
シリコンによる乳房再建が保険適用になって、再建手術もどこの病院でも出来るようになり、当たり前のように再建する人が増えてきました。
でも、やはり人工物なので、リスクというのはどうしてもあるみたいです。
国立がんセンターのＨＰの乳房再建のところにも、リスクがたくさん書かれています。
一般的なリスクとしては、皮膜拘縮によって縮んでしまうとか形が変わってしまうとか・・・
国立がんセンターのページには、
「その他、明らかな因果関係は証明されていませんが、将来的に関連があるとされる可能性があること：未分化型大細胞リンパ腫など。」
と書かれていました。
最近になって、アメリカ食品医薬品局（FDA、日本の 厚生労働省に相当）が乳房再建術や豊胸術後に生じるブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫という疾患についての情報を公開したそうです。
現在、日本でもよく使われているテクスチャードタイプのシリコンを使用した場合の症例が報告されたようです。
日本ではまだ発症の報告はないそうですが、シリコンでの再建手術が保険適用後、増えていますから、いずれ日本でも出てくるかもしれません。
この「未分化大細胞型リンパ腫」を発症してしまった場合でも、ほとんどの場合はインプラントとその周囲の組織を切除することで治癒するとされています。一部には追加の治療が必要になる方もいらっしゃいますが、発見が遅い場合にそのようになってしまうようです。
治療が遅れて死亡した例も報告されているとか・・・
つまりは、発見が遅れることが一番怖いこと・・・
乳がんに罹患し、手術やその他の治療が終わり数年経つと、もうすっかり病気のことは忘れて生活している人も少なくないのではないでしょうか・・・
でも乳房再建手術を受けている以上、特にシリコンでの再建手術を受けている以上、異物が体の中に入っていることには違いありませんから、定期的な検診、チェックは必要なんだと思います。
1年に1回の乳房再建の定期検診って、結構面倒だったりしますよね。
とにかく病院は混んでいるし・・・もう何年も経ってるから大丈夫だろう・・・と
病院に行かなくなってしまうのは実は怖いことなんです。
私は、乳房再建手術から8年半経過していますが、今でも1年に1回は、乳房再建の主治医の診察を受けています。
待ち時間だけ長く、診察は5分って感じですが・・・
これも必要なことなんですね。
私自身が、乳がん経験者であり、乳房再建(自家組織）経験者なので、こういう情報はなるべく皆さんに共有したいと思います。
週明けの月曜日には、がん患者のおしゃべりサロンを開きます。
ハーバリウムを一緒に作ってみよう！というワークショップも行います。
今からでも申し込み大丈夫です。みんなでワイワイ、楽しみましょう。
こんなの作りますよ。
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