先日、エピテーゼのウィッグの写真を紹介したIさん
目的は、ネイルケアでした。
抗がん剤を使用すると、爪にも副作用が出る場合があります。
抗がん剤は、活発に分裂している《がん細胞》を攻撃しますが、正常細胞の中にも、分裂が活発なところがあります。
爪を作り出す爪母細胞もその一つです。ここが抗がん剤に攻撃され、爪が黒ずんだり、スジがでたり、割れやすくなったりすることがあります。
Iさんの場合、爪にはあまり影響は出ていないようですが、若干黒くなってきました。
抗がん剤中は気持ちも沈みがち
そんな時に黒ずんだ爪を見ているとさらに気持ちも落ち込んでしまいませんか。
Iさんは、抗がん剤スタートからずっとネイルケアをしています。
爪がきれいになっているだけで、ちょっとでも気分が晴れてくれたら・・・
今回はラメ入りのピンクで逆フレンチにして桜のシールでアレンジしました。
実は前回は、ちょっと根本が黒ずんできたので根本まで全部塗ってしまうワンカラーで仕上げました。
でもそれだとやはりちょっと寂しいと・・・
今回はちょっとだけアートをいれたんです。
黒ずんでいた親指もこんな感じにかわいらしくなりましたよ。
もちろん、使用する抗がん剤によっては、もっと黒くなったり、筋が入ったり・・・
さらに爪が剥がれたり、爪甲剥離になってしまう場合もあります。
そうなってしまった時は、カラーを塗ったりは出来ませんが・・・
後は、日々、キューティクルオイルで保湿をしっかりするのがベストですね。
乾燥させないことが一番です。
特に爪・爪周りは、ハンドクリームでは保湿が足りません。
キューティクルオイルを塗ってからハンドクリーム、それが一番良いと思います。
とにかく、影響が無い範囲でネイルも楽しめればいいですね。