突然ですが、皆さんは「インキュベーションマネージャー」(IM)という資格をご存知ですか?
「インキュベータ」とは創業支援をする施設を指して用いられます。
「インキュベーション」が「孵化・卵をかえすこと」と訳されることから、
起業家を「卵」「インキュベータ」を「孵卵器」に例え、
ビジネス・インキュベーション(BI)などと言われるようになりました。
このように起業家の支援・育成をするビジネス・インキュベーション施設で、
具体的な支援を行なう担当者、又は起業家を育てるお世話係を
「インキュベーションマネージャー」通称IMと呼んでいます。
当然のことながら「インキュベーションマネージャー」の仕事は、
ビジネスの経験や知識だけでなく、人格的な資質と献身的な関与などが求められ、
献身的に長時間に渡り、関わっていく粘り強い姿勢が求められると聞きます。
「ふりとも」が利用しているコワーキングスペース、いわゆるシェアオフィスにも
「インキュベーションマネージャー」が常駐していますが、この資格を取得するには、
約20万ほどの研修費と各OJTが必要で、起業予定か起業したての2名の起業家を支援する
実地訓練が必須となっています。約4ヶ月の研修期間を経て、修了時に資格証が交付され、
その後、JBIA(日本ビジネス・インキュベーション協会)に申請、受理された人が
「インキュベーションマネージャー」として活動出来るようですね。
※興味のある方は
JBIA公式サイトをご覧ください。
実はこの資格について、興味を持っています。
勿論、現時点では自分が起業家として成功を収めることが最優先事項ですが、
全国的に広がるコワーキングやシェアオフィス、更にはインキュベーション施設に於いて、
起業家に寄り添い、事業を成功させるお手伝いをする仕事はやりがいがあると思います。
そういう意味で、自分にも新たな目標が出来たかもしれないと思っています。
自分は大企業のビジネスモデルを押し付けるようなことは絶対にしない(笑)ので、
個人事業主や小規模事業者が成功していく為にどんな支援が出来るのか、
自分が経験してきたことが活かせると思うからです。
たとえ何かの点で失敗しても、それが誰かの役に立つ経験なら、それはそれでいいじゃないか
と思えるようになりました。気持ちが楽になりますね。
本当は絶対失敗したくない、恥をかきたくないものですが、
自分のもがき苦しむ経験が役立つのなら、この資格を取得して損は無いと思うからです。
繰り返しますが、現時点では、自分の事業を成功させることが最優先事項です。
でもその過程に於いて経験した様々なことを「ノウハウ」や「ナレッジ」として蓄えたいと思います。
それとネットワーク作りですね。自分が誰を知っているか、紹介できるか、という人脈の部分、
今から少しづつ構築していきたいなと思いました。