国名(人口2008) | GDP2008 | GDP2005 |
米国(3億400万人) | 14兆2000億ドル | 12兆5000億ドル |
日本(1億2700万人) | 4兆9000億ドル | 4兆6000億ドル |
中国(13億2400万人) | 4兆3000億ドル | 2兆2000億ドル |
ブラジル(1億9500万人) | 1兆6000億ドル | 8800億ドル |
ロシア(1億4100万人) | 1兆6000億ドル | 7600億ドル |
インド(11億4900万人) | 1兆2000億ドル | 7800億ドル |
インドネシア(2億3900万人) | 5100億ドル | |
サウジアラビア(2800万人) | 4600億ドル | |
南アフリカ(4800万人) | 2700億ドル |
資料:『日本経済新聞』2009年12月5日, p.9ほか.
その後、同じゴールドマンサックスがつぎの注目先としたのが「ネクスト・イレブンnext 11」である。これはメキシコ、韓国、フィリピン、インドネシア、ベトナム、バングラデシュ、パキスタン、イラン、トルコ、エジプト、ナイジェリアである。
VISTAというのはBRICS経済研究所の門倉さんの命名。ベトナム(1986年からドイモイ政策を展開して市場原理の導入につとめる)、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン。豊富な資源、労働人口の増加、購買力のある中産階級の台頭、外資導入に積極的。個人消費を牽引する若年人口比率が高い。などが共通した特徴。2050年にかけて経済規模は14.4倍に増加、VISTAの人口は3割増しの6億人に達するとされる(BRICS経済研究所 門倉貴史代表による)。
BOP bottom of the pyramid 年間所得で3000ドル未満の約40億人。世界人口68億3000万人の7割。
世界人口は70億人 半数以上は1日2ドル以下の低収入で暮らすとも。
世界の大企業はBOP向けの市場開拓を本格化。プラハード教授(ミシガン大学ビジネススクール)が提唱。
BOP 近年は base of the pyramidとされることが多い。これはbotttomの持つ否定的意味合いを回避するためとのこと。
BOP business: 企業がモノを売るとともに経済的な自立を支援することで低所得者の購買力を高め共に栄えること
BOP business 一覧
住友化学 | マラリア予防用蚊帳の現地生産(タンザニア) |
ユニチャーム | 東南アジアなどで低価格おむつ販売 インドネシア 中国で低価格品を中間層に売り込む インドに工場建設中 |
フマキラー | インドネシアで香取線香の販売を伸ばす ばら売り 零細店への営業 |
三洋電機 | 発光ダイオードを使う充電式ランタン 太陽光パネルとセット |
三洋電機 | インドネシアで井戸水浄化システム販売 |
ソニー | インドで小型発電システム調査 |
味の素 | ガーナで栄養改善効果のある食品の事業化調査 アジアアフリカで低価格調味料拡大 |
ヤマハ発動機 | 東南アジアで浄水器を試験導入 |
ユニチャーム | 東南アジア(インドネシア マレーシア)で低価格おむつ販売 2007 中国で原料使用量を減らしたものを現地生産 2010 |
アサヒビール キリンビール | 中国で低価格ビール投入 |
フィリップス | インドなどで低価格コンロ販売 |
スタバ | 貧困地域の生産者とコーヒー豆の直接取引 |
ダノン | バングラデシュでの低価格ヨーグルト販売 |
ユニリーバ | インドで小容量日用品販売 |
ビルアンドメリンダゲイツ財団 | 携帯をつかった小口金融サービス |
2010-04-20
2014-07-09 更新