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生産緑地とは?

2020年01月26日 | 不動産用語解説

ニュースを見たり新聞を読んだりすると「生産緑地(せいさんりょくち)」という言葉を見聞きすることがあります。

「生産緑地」とは摩訶不思議な日本語ですが、いったいどのような意味でしょうか。

生産緑地をわかりやすく簡単に解説しましょう。

生産緑地とは、都市部に緑地を残すために指定された地区のこと

生産緑地とは、都市部に残る緑地を保存するために、市町村が指定した農地などの地区を表します。

生産緑地とは、都市部に残る緑地を保存するために、市町村が指定した農地などの地区

都市部は開発が進み、ビルやマンションなどが建設され続けますが、都会に住む人々は緑を求める傾向があり、緑が心のよりどころになっています。

そこで市町村が指定するのが生産緑地です。

生産緑地は、都市部に残る広さが500㎡以上などの農地に指定され、生産緑地に指定された農地の所有者は、固定資産税(不動産の所有者に毎年課せられる税金)が安くなるなどの税制優遇措置を受けることができます。

税制優遇措置を受けることができれば、農地の所有者は農業を継続しやすくなり、その結果、都市部に残る農地などの緑地が保存されやすくなるというわけです。

なお、生産緑地は、生産緑地法という法律に則り市町村が指定しています。

生産緑地法は、緑地を撤廃するためのショッキングな法律だった

生産緑地とは、生産緑地法という法律に則り、市町村が指定した都市部に残る農地などの地区です。

こう聞くと、生産緑地法という法律は、都市部に残る緑を守るための法律という印象を受けます。 

そして、現在の生産緑地法は、紛れもなく都市部に残る緑を保存するための法律ですが、実は都市部に残る緑を撤廃するために制定されたショッキングな法律でした。

生産緑地法の経緯は、私が運営するサイト「誰でもわかる不動産売買」の「生産緑地法とは? 生産緑地の意味をわかりやすく解説」にてわかりやすく解説中です。

お時間のある方は是非ご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。

生産緑地法とは? 生産緑地の意味をわかりやすく解説


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