斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

或る種の【司法取引】は必要でしょう

2018-03-26 05:45:00 | 社会部

空き家問題は今後さらに増加していきます。現状に於いて明確な法律がなく、所有権の複雑さも相まって簡単には手が出せないのが実状なのですから。

そんな中で、この記事の様に人骨が発見され警察が介入したら、たとえ解体される段階になっていたとしても遠回りを余儀なくされます。況してや瑕疵物件になり価値も目減りするのも避けられませんから踏んだり蹴ったりです。

こうした事態を避けるには、或る種の司法取引を用いて所有者に責任を問わない様にするしかないと思います。

それくらいの覚悟を持って空き家対策に乗り出さないと途方もない無駄な時間を費やす羽目になるだけです。

勿論、それを悪用して殺人をなかったものにする輩が出てくる可能性は十二分にありますが、事実を隠せば隠すほど作業は遅れるばかりですし、逆に空き家問題を早急に片付ければ安易に死体を隠せなくなる訳ですから、多少の無理は承知しなければならないでしょう。

世の中には地上にいながらにして地下の様な生活をしている人たちが沢山います。兵庫県尼崎市で起きた連続殺人事件は最たる例です。

勿論、殺人でなくても葬儀費用の問題や年金(生活費)の問題で故人にさせない様にした場合もあります。当然、どちらも立派な犯罪になりますが、それをひた隠しにして地下的な日常を送っている人たちは沢山いると踏んで間違いない筈です。

そんな彼らが軈て些細なヘマをして発覚したところで、その数が膨大になれば手続きだけでも忙殺されるでしょう。恐らく遠くない将来に其れが一気に実現すると思います