袋田病院ブログ

茨城県大子町にある精神科・直志会袋田病院のブログです。

「知って欲しい!アートフェスタの側面」袋田病院Artfesta・Facebookより vol.11

2021年09月02日 14時34分10秒 | 袋田病院Artfesta
- 明治33年精神病者監護法(私宅監置中心)、大正8年精神病院法(都道府県に精神科病院設置)、昭和25年精神衛生法(私宅監置の廃止、病院の増設)、昭和62年精神保健法(人権擁護、社会復帰)、平成7年精神保健福祉法(自立と社会参加)-
★これらの言葉から、どんなイメージをもたれますか?

「知って欲しい!アートフェスタの側面」
袋田病院は、昭和52年に開設されました。
当時から、動物や自然と触れ合い、地域と繋がれる病院創りを目指していました。
夏には地域でも目を見張る盛大な打ち上げ花火をした夏祭り(平成20年頃まで)。浴衣を着て踊った大子音頭。
「こうした事が、退院の見通しが立たない者にとって、何よりの励みだったのよ」と語る、かつての入院経験者。

昭和60年代以降、医療や製薬の発展と共に、医療環境、法は変わっていきました。
しかし、法が変わってもすぐに対象者らを取り巻く環境が変わる訳ではありません。
アートフェスタは、こうした歴史を振り返り、一人ひとりが社会の在り方や生き方、精神科医療について考えるきっかけになればと願っています。
写真は、夏祭りの浴衣をリメイクするプロジェクト「YOROZUYA」の作品です。10数年の時を経て、私達に何を語りかけるでしょうか。
今年、療養棟イベントとして開催される秋祭りにて、かつてこの浴衣を着て踊った方々の手元へ戻ります。






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