5年間を振り返って

私が当法人でお世話になってから3月で丸5年となります。
そして、その3月に退職させていただくこととなり、本当にこれまでたくさんの方々にお世話になり、共に働くスタッフの方々、一緒に歩んできたメンバーの方々、本当にありがとうございました。
残りの時間を精一杯努めたいと思います。

　 5年とは短い年月ですが、振り返って変化を感じることが出来るだけの年月、自分も勤めてきたのだなー。と感じます。
個人的なところで見ると私が入職したばかりの時は、歳や当法人の勤務年数の近いスタッフがた多い時でした。
熱い先輩がいて、メンバーとの関係性が支援の一番の武器。
関わっているメンバーさんがつらい時に、
「この人に相談すれば大丈夫だ。」
と思ってもらえるように普段から関係性を築くこと。
「このメンバーのことなら自分がだれよりもわかっている。」
というプライドを持つこと。
そんなことが大切だと教わり、先輩として、友人として、時にライバルとして付き合い、そんな関係は今も、これからも財産だと思います。

　今は法整備も進み、5年前よりもさらに手厚く、虐待窓口があり、地域精神医療の要であるケアマネジメントもようやく法定化しました。
しかし、それはともするとマニュアル化の波、ハンコでつながっている関係に陥りがちです。
法律もどう運用するかは個々人の内面がどうかにかかっています。
これから長く精神医療福祉の分野に携わっていくと周りはどんどん変化していくだろうと思います。
その変化をどう活かすか、変わらない信念を持ってこれからも臨んでいきたいと思います。

　最後に（３月まで勤務しますが。）あたたかく見守ってくださった方々重ねてお礼を言いたいと思います。
本当にありがとうございました。
これから私は少しでも自分の未熟さを乗り越えて行けるよう、良い支援を提供できる人間になれるよう努力していきたいと思います。
大子には同じ目標持つたくさんの仲間がいることをこれからも糧に次の現場に向かいたいと思います。

井上　拓


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