近年、施設内でも車イスによる移動をされる利用者の方が増えてきております。
現在の障害者支援施設への移行前は、身体障害者授産施設であり、その名のとおり、身体障害者の方が多く利用する施設でありました。
が、しかし、以前の車イス使用は、旅行など長時間の歩行に影響があるような場合の使用が多く、施設内での車イス利用者の方は、私が覚えている限りでは(勤務歴~十年)・・・ お一人で、車イスも自走で利用されていらっしゃいました。
高齢化及び重度化が進んでいる今では、介助式車イスが多く活用され、自走式車イスは介助式が不足した時ぐらいしか使用していません(階段下の暗い倉庫にて待機中)
それでも、行事などあれば使用するのですが、つい先日の”美川憲一&コロッケ ジョイントコンサート”でも使用する事となった為、使用前の点検
各スタッフより、
・・・この車イス、ブレーキがきかないですよ~ ・・・こっちの車イス、空気抜けてますよ~ ・・・この六輪車イスの後ろ二輪ジャマなんですけど~
・・・ 修理しときます (但し、六輪の後ろ2輪は安定性能上外せません)
空気抜けは部品を交換して、ちゃちゃっと修理。1台目終了 続けて ちゃちゃっとブレーキ調整
・・・ の、はずが ・・・
・・・ むっ、ムズカシぃ~ 何をどうしても、ブレーキきかないし ・・・ 調整できない
そうだ!きっと”特殊な調整方法”があるのだ と今回は自調整を諦め、他の車イスを用意し、なんとか行事を乗り切りました。
数日後、車イスの補修部品と修理を業者さんへ依頼し、前述”特殊な調整方法”を納品時に質問
業者さん ・・ いやぁ~、苦労しました。ギリギリのところで調整しています
Q : ギリギリの調整方法とはどのようにするのですか?
業者さん ・・ 特別な調整方法はないですよ~ 利かなくなるのも時間の問題で!その時は駆動関係の部品交換ですね~
部品だったのねぇ~
散々、調整したつもりだったのに・・・ 修理には自信あったのに・・・
難しすぎる・・・ 深すぎる・・・
その2へ続く