てつがくカフェ@ふくしま

語り合いたい時がある 語り合える場所がある
対話と珈琲から始まる思考の場

「触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ」のご案内

2016年10月30日 15時33分07秒 | 開催予定
「触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ」のお誘い

このたび、福島県立美術館が主催する、視覚障がい者の方と美術作品を鑑賞するワークショップにてつがくカフェ@ふくしまが協力させていただくことになりました。なんと、あのロダンの作品を触りながらですよ!!
以下、哲カフェ常連であり、主催者の荒木康子さんからのご案内です。



※写真はイメージであり、実際に触れる作品とは関係ありません。
もっとも、皆さんでこんな感じで考え合いましょう!

このたび、福島県立美術館は、てつがくカフェ@ふくしまさんとともに、視覚障がい者の方と美術作品を鑑賞するワークショップを開催いたします。
美術館では2011年から毎年1回、「視覚障がい者のための鑑賞ワークショップ」を開催してきました。
それは学芸員にとっても刺激的な体験でした。
見えない人の鑑賞をサポートするために、見える私たちは、ひとつひとつの「言葉」の意味や使い方を吟味し、想像力をフル活動させることを要求されます。
そして見えない人との対話を通じて作品についても多くの発見をし、普段私たちが当たり前にやっている「見る」とはどういうことなのか、あらためて考えることになりました。
それは視覚に寄らない世界の把握の仕方に思いを馳せるきっかけにもなりました。

視覚、触覚、聴覚、そして時には嗅覚、それぞれ得意とする感覚が違う人たちが集まって、お互いに補いながら鑑賞をしてみたらどうだろう。
そんな考えからこのワークショップの準備が始まりました。
福島県立美術館の作品を、見える人見えない人の区別なく、地域の皆さんと一緒に楽しんでいただくことがこのワークショップの目的です。

視覚中心の美術館ですから、「見えない人が鑑賞する」ことに比重が置かれることにはなります。
見えない人の鑑賞(触察)の傍らに立ち、サポートし、そして言葉を重ねることから、いつもとは違った美術作品の楽しみ方を味わっていただきたいと考えています。
ちなみに、今回鑑賞するのは、昨年度寄贈されたロダンの彫刻作品です。
そして鑑賞が終わったら、参加者みんなでてつがくカフェをやり、鑑賞体験を共有し深めましょう。

皆さまのご参加をお待ちしております。 (福島県立美術館学芸員 荒木康子)

日 時:2016年11月3日(木・休)①10:30-12:00、②14:00-15:30
※おかげさまで①②の部はいずれも定員に達しました。
鑑賞作品:.オーギュスト・ロダン作品
 (1)彫刻 《影》の頭部 制作年不詳 ブロンズ
(2)彫刻 髪をすく女 1900年以前の制作 ブロンズ 

場 所:福島県立美術館 講義室・常設展示室B

講 師:真下弥生氏(ルーテル大学非常勤講師)
半田こづえ氏(筑波大学人間系障害科学域助教)

参加者:視覚障がい者(定員・各回6名、同伴者を除く)
てつがくカフェ@ふくしま参加者(定員・各回5-6名)

参加費:無料

参加申込:下記の【 】内の内容をご記入の上、fukushimacafe@mail.goo.ne.jpへメールでお申込み下さい。
【ご氏名】
【参加希望時間】①か②をお書き下さい。
※定員に達した時点で申込受付を終了させていただきます。
※参加希望を受け付けましたら、メールにて返信させていただきますので、パソコンからのメールを受信できるメルアドをお知らせください。特にパソコンからのメールを受信しない設定でなければ、そのまま返信させていただきます。


主催:福島県立美術館
協力:てつがくカフェ@ふくしま、福島県点字図書館、福島県立美術館協力会




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