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既に「参加者感想」で紹介されましたが、福島民友新聞で第3回シネマdeてつがくカフェが記事として取り上げられました!
福島でも異例の参加者数だったことは、すでに報告した通りです。
さて、昨日は映画『ハンナ・アーレント』上映最終日でした。
その日、ワタクシ(渡部)は授業で教える高校生12名と一緒に観に行きました。
他校の生徒もちらほら散見されます。
いったい、『ハンナ・アーレント』を観ようとする高校生が目立つ映画館など全国にどれだけあったでしょうか!
しかも、哲学的かつ詩的な台詞ばかりだし、ストーリーも難解なこの映画は、ある程度時代背景やアーレント思想を知らないと難しいかなと心配もありました。
しかし、鑑賞後の高校生たちの感想は「難しかった―!けれどすごくおもしろかったー!」というもの。
知的な難しさを味わいながらも、この映画の醍醐味を味わえるというのは、高校生の感性の豊かさと同時に、この映画がいかに成功しているかを物語っている証拠でしょう。
とりわけ、最後のアーレントによる7分間の演説は圧巻だったようです。
これは、アーレントが若い世代にこそ響く思想家であることの証でしょう。
なぜ、いまアーレントなのか?
その理由は若い世代ほど感受していることを思い知らされたものです。
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