会場は予約していたのですが、
なかなかテーマを決められず告知が遅れてしまいました。
7月のてつカフェは7月22日(土)に開催いたします。
テーマはこちらっ!
てつがくカフェ@ふくしま2017.7.22.
【テーマ】「科学技術は人類を救うか?」
【日 時】2017年7月22日(土)
16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター
多目的ホール
チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自御持参ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp
いつになくバカでかいテーマを立ててみました。
実は私が今大学で開講している「倫理学」という
1年生向けの共通教育の授業のテーマが、
「科学技術依存社会における倫理」なのです。
ちょうど前期も終わる時期ということで、
連動するテーマにしてみたら大学生たちも
少しは参加してくれるんじゃないかなあ、
という淡い期待を抱いてのテーマ設定です。
まあ、これまでも学内で散々宣伝してきたにもかかわらず、
実際に参加してくれた学生さんは微々たるものでしたので、
そんなに期待はしていませんが…。
科学技術は人類を救うのか?
私が子どもの頃に開催された大阪万博(EXPO'70)のテーマが
「人類の進歩と調和」でした。
これは科学技術の発展によって人類に進歩と調和がもたらされるという、
壮大にオプティミスティックな発想で開催された催しで、
アメリカ館の月の石やソ連館のソユーズ宇宙船などが
長蛇の列を成す人気の展示物でした。
当時、小学生だった私は科学技術が人類をよりよい未来へ導いてくれると
心から信じていました。
実際、万博の中で実験的に提示されていた技術は
その後たしかに私たちの生活を変えてくれました。
ワイヤレスフォン、温水洗浄便座、ロボット、
ローカルエリアネットワーク(LAN)等々…。
鉄腕アトムが子どもたちのヒーローだった頃のお話です。
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しかしながら、当時の大人たちはすでに気づいていたのでしょう。
「人類の進歩と調和」というかけ声がいかに欺瞞に満ちた物語であるかを。
月旅行という夢物語はICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発競争でした。
ICBMに搭載されるのはもちろん
アトム(原子)の力を最大限に引き出す核兵器です。
そして軍事利用ではなく民生利用、平和利用された核エネルギーも、
チェルノブイリと福島の大惨事を引き起こしました。
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私たちは日々、科学技術の成果を利用して幸せに暮らしている一方で、
科学技術の産物によって命を落としたり、絶滅の危機に瀕したりしています。
はたして科学技術は人類を救うのか、
みんなで一緒に考え話し合ってみませんか。
初参加の方でも気軽に、対等に、安心して何でも話し合える場です。
皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
なかなかテーマを決められず告知が遅れてしまいました。
7月のてつカフェは7月22日(土)に開催いたします。
テーマはこちらっ!
てつがくカフェ@ふくしま2017.7.22.
【テーマ】「科学技術は人類を救うか?」
【日 時】2017年7月22日(土)
16:00~18:00
【場 所】福島市市民活動サポートセンター
多目的ホール
チェンバおおまち3階 (福島市大町4-15)
【参加費】無料 (飲み物は各自御持参ください)
【事前申し込み】不要 (直接会場にお越しください)
【問い合わせ先】fukushimacafe@mail.goo.ne.jp
いつになくバカでかいテーマを立ててみました。
実は私が今大学で開講している「倫理学」という
1年生向けの共通教育の授業のテーマが、
「科学技術依存社会における倫理」なのです。
ちょうど前期も終わる時期ということで、
連動するテーマにしてみたら大学生たちも
少しは参加してくれるんじゃないかなあ、
という淡い期待を抱いてのテーマ設定です。
まあ、これまでも学内で散々宣伝してきたにもかかわらず、
実際に参加してくれた学生さんは微々たるものでしたので、
そんなに期待はしていませんが…。
科学技術は人類を救うのか?
私が子どもの頃に開催された大阪万博(EXPO'70)のテーマが
「人類の進歩と調和」でした。
これは科学技術の発展によって人類に進歩と調和がもたらされるという、
壮大にオプティミスティックな発想で開催された催しで、
アメリカ館の月の石やソ連館のソユーズ宇宙船などが
長蛇の列を成す人気の展示物でした。
当時、小学生だった私は科学技術が人類をよりよい未来へ導いてくれると
心から信じていました。
実際、万博の中で実験的に提示されていた技術は
その後たしかに私たちの生活を変えてくれました。
ワイヤレスフォン、温水洗浄便座、ロボット、
ローカルエリアネットワーク(LAN)等々…。
鉄腕アトムが子どもたちのヒーローだった頃のお話です。
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しかしながら、当時の大人たちはすでに気づいていたのでしょう。
「人類の進歩と調和」というかけ声がいかに欺瞞に満ちた物語であるかを。
月旅行という夢物語はICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発競争でした。
ICBMに搭載されるのはもちろん
アトム(原子)の力を最大限に引き出す核兵器です。
そして軍事利用ではなく民生利用、平和利用された核エネルギーも、
チェルノブイリと福島の大惨事を引き起こしました。
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私たちは日々、科学技術の成果を利用して幸せに暮らしている一方で、
科学技術の産物によって命を落としたり、絶滅の危機に瀕したりしています。
はたして科学技術は人類を救うのか、
みんなで一緒に考え話し合ってみませんか。
初参加の方でも気軽に、対等に、安心して何でも話し合える場です。
皆さまのご来場をお待ち申し上げます。
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