「高校野球の場合、先輩を見ていたらわかるだろう、は当てはまらない。
毎年、一からやり直しです。新チームになってすぐは保育園児。
そこから始まって小学生、中学生、夏までに高校野球へ成長させなくてはいけない」
これは、興南高校(沖縄県)野球部我喜屋優監督の言葉です。
保育園の園児を教えるようなところから教えなければならないということなのでしょうね。
「野球には私生活が出る。私生活から正さないとダメなんです」
2006年に興南高校に来た時のチーム状態は「寝ない、起きられない、食べられない、整理整頓できない、挨拶できない、しゃべれない。もう、ないない尽くし」だったそうです。
そこで、生活面から容赦せずに指導し、立て直したそうです。
時間厳守、整理整頓、挨拶の徹底。
それが、興南高校野球部の創部当時のモットー「魂知和(こんちわ)」なのだそうです。
魂を込めてこそ時間を守れる。整理整頓に知恵を使い、挨拶を徹底することで仲間との和を築く。
別に野球の技術論や身体的な難しいことではなく、何でもない普通のことなのですよね。
高校生が保育園児からスタートだとすれと中学生は保育園登園前の未満児なのでしょうか。
まあ、そうかもしれませんが、それではあまりにも未満児に失礼というものでしょうか。
面倒くさいからやらないとか、直接関係ないから手を抜いて良いとかはないはず。
ましてや、役割を放棄して、まったく関係のないことに熱心になっている。
気持ちは判らないではありませんが、「何しに来ているの?」となりますよね。一所懸命に野球に打ち込んでいる他のメンバーにも失礼です。
野球のプレーには普段の生活が大切です。
中には普段の生活がグダグダで上手い子だっていることでしょう。でも、それはセンスが前面に出ているのが大半で、きっと、いつかは壁にぶつかってしまうでしょう。
でも、普段の生活をしっかりやっている、勉強も私生活もしっかりやる、努力しているのであれば、野球だって同じように努力することが出来ます。だから、普段の生活が大事になると私は考えます。
忘れたことは思い出せます。
探し物は見つけ出せます。
でも、失ったものと時間は、もう取り戻すことは出来ません。
けれど、まったく同じものは取り戻せないにしても、さらに時間が幾ら掛かろうとも、簡単ではありませんが、新しいものを創らなければなりません。
そのために、これから何をするべきか。
やるべき応えは明確です。
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