来年のドラフト会議まで、早くも1年を切りました。ということで、2019年ドラフト1位指名予想をしてみました。
高校生は2017年度が清宮幸太郎選手(現:北海道日本ハムファイターズ)、中村奨成選手(現:広島東洋カープ)、2018年度が根尾昴選手(中日ドラゴンズ指名)、小園海斗選手(広島東洋カープ指名)、藤原恭太選手(千葉ロッテマリーンズ指名)と2年連続して高校生野手に逸材が続きましたが、2019年は久しぶりに大物投手の争奪戦になりそうです。
何と言っても、現段階での注目選手は佐々木朗希選手(大船渡高)です。菊池雄星選手(埼玉西武ライオンズ)、大谷翔平(アナハイム・エンジェルス)に続いて、三度、岩手県から大物投手が登場です。今夏の岩手大会初戦の盛岡三高戦で102球投げたストレートの平均球速は何と147.5km/h。最速は157km/hで、150km/h超えは35球もあったのです。二年時にこれほど速い投手は史上初めてなのです。
ちなみにこの試合の2回に投じた変化球が「163km/h」を表示していますが、「これは、ウソだろう」と笑いも起きたそうです(スピードガンの誤表示)。なお、高校三年の夏に千葉・青田高の中西球道選手が165km/hを記録しているのが最速記録です。
さらに井上広輝選手(日大三高)、及川雅貴選手(横浜高)、奥川恭伸選手(星稜高)、西純矢選手(創志学園高)と、いずれも最速は150km/hの速球派が多くなっています。
そろそろ、大学・社会人も復権ということで、こちらも投手に本格派が多くなっています。社会人では太田龍選手(JR東日本)、野村尚樹選手(東京ガス)、宮川哲選手(東芝)、緒方太地選手(ヤマハ)の右腕4人衆です。中でも太田選手はMLB式のピッチングフォームに特徴があり、ストレートの最速は153km/hです。チームメートの西田光汰選手も同型のフォームから力強いストレートを投げます。
大学生投手では森下暢仁選手(明治大)でしょうか。140km/h中盤の直球に、制球力もあり注目されています。野手では高校時代から注目されていた勝俣翔貴選手(国際武道大)です。
今まで評価が高くても、最終年に不調となり、指名されないこともありますし、逆に流星のように突然現れる選手もいます。プロを目指す選手にとって、大事なシーズンがスタートします。
■東北楽天ゴールデンイーグルス
佐々木朗希 投手 大船渡高
■阪神タイガース
郡司裕也 捕手 慶応大
■千葉ロッテマリーンズ
及川雅貴 投手 横浜高
■中日ドラゴンズ
奥川恭伸 投手 星稜高
■オリックスバファローズ
太田龍 投手 JR東日本
■横浜DeNAベイスターズ
及川雅貴 投手 横浜高
■北海道日本ハムファイターズ
佐々木朗希 投手 大船渡高
■読売ジャイアンツ
森下暢仁 投手 明治大
■福岡ソフトバンクホークス
佐々木朗希 投手 大船渡高
■東京ヤクルトスワローズ
井上広輝 投手 日大三高
■埼玉西武ライオンズ
及川雅貴 投手 横浜高
■広島東洋カープ
西純矢 投手 創志学園高